米国の大手暗号資産投資会社である「Grayscale(グレースケール)」は2021年4月6日に、同社が提供している「Digital Large Cap Fund」にチェーンリンク(Chainlink/LINK)を組み込んだことを明らかにしました。
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Digital Large Cap Fundに「LINK」追加
Grayscale(グレースケール)は2021年4月6日に、時価総額ランキングで上位に位置する複数の暗号資産で構成された投資信託「Digital Large Cap Fund」にチェーンリンク(Chainlink/LINK)を組み込んだことを明らかにしました。
LINKを「Digital Large Cap Fund」に追加しました。以下の表は2021年4月2日時点におけるファンドの比重を示しています。
同社はRipple社が米国証券取引委員会(SEC)に提訴されたことを受けて、今年1月に同ファンドから「XRP」を除外して他の仮想通貨に比重を再配分していましたが、今回新たにLINKが追加されたことによって「Digital Large Cap Fund」は以下のような比重で構成されるようになったと報告されています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC):80.50%
イーサリアム(Ethereum/ETH):16.86%
ライトコイン(Litecoin/LTC):0.99%
チェーンリンク(Chainlink/LINK):0.87%
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH):0.78%
チェーンリンク(Chainlink/LINK)は「異なるブロックチェーン同士」や「データプロバイダー・Web API・IoTデバイス・支払いシステム」などを安全かつ信頼性の高い方法で繋ぐ、オープンソースの分散型オラクルネットワークであり、外部データをブロックチェーンに持ち込む際などに積極的に活用されています。
Chainlinkの技術は世界中の様々なプロジェクトで実際に活用されているため、その将来性の高さを評価した上で「Digital Large Cap Fund」に組み込むことが決定されたと考えられます。
なおグレースケールは2021年3月17日に、以下5種類の仮想通貨の投資信託を新たに提供し始めたことも明らかにしています。
・ファイルコイン(Filecoin/FIL)
・チェーンリンク(Chainlink/LINK)
・ディセントラランド(Decentraland/MANA)
・ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)
・ライブピア(Livepeer/LPT)
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チェーンリンク(Chainlink/LINK)の価格は、2月20日に3,680円付近まで上昇した後に2,600円付近まで下落していたものの、その後は再び回復してきており、2021年4月11日時点では「1LINK=3,544.25円」で取引されています。