ドイツの高級自動車メーカー「Porsche(ポルシェ)」は2022年11月29日に、NFTコレクションを展開して仮想世界に参入することを発表しました。ポルシェは伝説の名車「911」にインスパイアされた7,500個のNFTコレクションを展開することを予定しているとのことで、このNFTコレクションには2023年1月からアクセスすることができると報告されています。
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7,500個のNFTコレクションを展開
Porsche(ポルシェ)は2022年11月29日に、NFTコレクションを展開して仮想世界に参入することを発表しました。このNFTは2022年12月1日〜3日にかけてアメリカ・フロリダ州マイアミビーチで開催されている大規模アートイベント『Art Basel 2022』で発表されており、現在は「PORSCHΞ(@eth_porsche)」という専用のTwitterアカウントも開設されています。
ポルシェが展開するデジタルアート作品は、ドイツのハンブルグを拠点とするデザイナー兼3DアーティストのPatrick Vogel(パトリック・フォーゲル)氏によってデザインされたもので、伝説の名車「911」にインスパイアされた7,500個のNFTコレクションが展開されると報告されています。
NFT購入者はそれぞれのNFTのデザインに影響を与えることができるとのことで、具体的には「パフォーマンス、ヘリテージ、ライフスタイル」という3つのテーマから好きなものを選択して自分の好みでアートワークに組み込むことが可能、デザイナーが数ヶ月間をかけて購入者の希望に沿ったアート作品を作り上げていく仕組みとなっているようです。
また、ポルシェのNFT保有者は特別な仮想世界と現実世界の体験にアクセスすることができるとのことで、NFT所有者は「Unreal Engine 5」で作成された仮想世界の個々のコレクターアイテムにアクセスできるとも説明されています。
このNFTコレクションには2023年1月からアクセスすることができるとのことで、事前登録を行うことも可能、NFT購入は「お一人様3点まで」とも説明されています。
なお、ポルシェは今回の発表の中で『デジタルアートはポルシェのWeb3戦略の1つの側面に過ぎない』とも語っており、『ブロックチェーン技術の可能性を既存および将来のプロセスとソリューションに統合するために取り組んでいる』とも説明されています。