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XRPウォレット「Xumm」で支払えるPOS端末が登場|FriiWorldと提携


仮想通貨XRPの基盤となっている分散型台帳技術「XRP Ledger」を用いて開発されたウォレットアプリ「Xumm」は2023年2月17日に、ロイヤリティプログラムを提供している「FriiWorld」と提携して『Xummで支払うことが可能なPOSレジ』を開発し、オランダのサンドイッチレストランである「36aWay」で仮想通貨決済を導入したことを発表しました。

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オランダで「仮想通貨決済が可能なPOS端末」を展開

XRPの基盤となっている分散型台帳技術「XRP Ledger」を用いて開発されたウォレットアプリ「Xumm」は2023年2月17日に、ロイヤリティプログラムを提供している「FriiWorld」と提携して、Xummを用いた仮想通貨決済が可能なPOS端末を展開し始めたことを発表しました。

「Xumm」はXRPL Labsが開発した仮想通貨XRPを保管することができる自己管理型ウォレットであり、XRPを保管したり他のユーザーにP2PでXRPを送金したりすることが可能、一部の地域では法定通貨とXRPを相互交換することができる「Xumm On/Off-Ramps(オン/オフランプ)」のサービスも提供されています。

公式発表によると、Xummは「FriiPay」と協力してPOSシステムにXummウォレットを統合したとのことで、これによってXummウォレットのユーザーは対象となるPOSレジを導入している店舗で、Xummウォレット内で保管している任意の暗号資産を用いて支払いを行うことができるようになったと報告されています。

Xummウォレットを用いた仮想通貨決済機能はオランダのサンドイッチレストランである「36aWay」で利用することができるとのことで、店頭のPOSデバイスに表示されたQRコードをXummウォレットでスキャンすることによって支払いを行うことができると説明されています。


XRPは「非常に安い手数料で瞬時に送金できる」という特徴を有していますが、Xummの公式発表でも『XRPの取引は非常に高速で、決済に3〜5秒しかかからない。XRPLはわずかな二酸化炭素排出量で1秒あたり最大1,500件の取引を処理できるため小売店での決済に最適だ』と説明されています。

なお、この決済ソリューションは「Xummウォレット・XRP Ledger・VisaやMastercardを介した従来の決済手段」に対応しているため、加盟店は従来の決済手段に対応したままの状態で「仮想通貨決済」という新たな決済手段を顧客に提供することができるとされています。

36aWayのオーナー兼創設者であるAkin Sariyildiz氏は『銀行を介さずに革新的で安全な支払いを行うことができる点が気に入っている。これで決済の未来に向けた準備が整った。他のショップでも同じことができるようになることを願っている』とコメントしています。

XRPは世界中の様々な暗号資産取引所に上場している代表的な仮想通貨の1つであり、巨額の送金もわずかな手数料で迅速に処理することができるため、XRP決済が可能なPOS端末が他の店舗でも導入されれば、普段の支払いがより便利になり、XRPの利用者増加にもつながると期待されています。

>>「Xumm」の公式発表はこちら