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日産自動車:Web3・NFT・メタバース関連で商標出願「NISSAN HYPE LAB」の実証実験も開始

日本の大手自動車メーカーである日産自動車が、Web3(分散型ウェブ)関連で4つの商標を米国特許商標庁(USPTO)に出願したことが明らかになりました。

日産自動車は今月8日に、クルマの検討から購入の契約までをメタバース上で行える仮想店舗「NISSAN HYPE LAB」の実証実験を開始したことも発表しています。

INFINITI・NISMO・NISSANでWeb3関連の商標出願

日本の大手自動車メーカーである日産自動車が、Web3(分散型ウェブ)関連で4つの商標を米国特許商標庁(USPTO)に出願したことがUSPTO公認の商標弁護士であるMike Kondoudis氏の報告で明らかになりました。

日産自動車は同社が展開しているブランドである「INFINITI・NISMO・NISSAN」に関するWeb3関連の商標を出願しているとのことで、具体的には「バーチャルの衣類やクルマ・バーチャルグッズやNFTを扱う店舗・NFTマーケットプレイス+取引+発行・メタバース広告サービス」などの計画が示されていると報告されています。


NISSANは4つの商標を出願しています。
▶️ INFINITI
▶️ NISMO
▶️ NISSAN

この資料は以下のような計画を示しています。
?バーチャルの服+クルマ
?バーチャルグッズ+NFTのための店舗
?NFTマーケットプレイス+トレーディング+ミンティング
?メタバース広告サービス

NFT・デジタル商品・ウォレットなどについて記載

日産自動車の商標出願資料には「ブロックチェーン技術を用いてNFT形式で発行されるデータファイル・アートワーク・テキスト・ビデオ・オーディオ・マルチメディアファイル・衣類・靴・ヘッドギア・トレーディングカード・自動車・SUV・トラック・おもちゃ・土地・建物」などといった様々なバーチャルグッズに関連するものであることが説明されています。

また、NFTを売買するためのオンラインNFTマーケットプレイスの項目には「仮想商品・ブロックチェーントークン・デジタルトークン・NFT・デジタルメディア・デジタルファイル・デジタル資産に関するオンライン小売サービス・仮想商品に関するオンライン小売店サービス・メタバースで提供される広告およびマーケティングサービス」などが記載されています。

さらに「NFTやビデオを作成・ミント・送信・受信・受入・取引・保存・追跡・認証・送信するためのソフトウェア」や「デジタルウォレットとして使用するためのソフトウェア」などに関する記載もあるため、NISSANブランドの包括的なWeb3関連サービス展開を計画しているか、NISSANブランドを利用したNFTなどが勝手に販売されるのを防ぐ狙いがあると考えられます。

仮想店舗「NISSAN HYPE LAB」の実証実験も開始

NISSAN HYPE LAB(画像:日産自動車)

今回報告されたWeb3関連の商標出願について日産自動車からの公式発表は確認できていないものの、日産自動車は2023年3月8日に、メタバースを活用した車両販売の可能性を検証することを目的として、クルマの検討から購入の契約までをメタバース上で行える仮想店舗「NISSAN HYPE LAB」の実証実験を開始したことを発表しています。

NISSAN HYPE LAB(ニッサンハイプラボ)とは、日産車の車種やグレードの検討・選定から試乗、購入の契約までをメタバース空間上で行うことができる新たなプラットフォームであり、実証実験は2023年3月8日〜2023年6月30日までの期間にかけて実施される予定となっています。

このプラットフォームには24時間いつでも訪れることが可能で、自分のアバターの顔・体格・衣類などを設定してパソコンやスマートフォンから「NISSAN HYPE LAB」のウェブサイトに入場すれば、誰でもラボ内を自由に動きまわることが可能、11:00〜20:00の間はラボ内にバーチャルスタッフが常駐しているため、来場者は日産車の紹介を受けることもできます。

実際にクルマの購入を検討する場合は、バーチャルスタッフを通して予約することによって、日産東京販売の店舗で実際に対応している営業スタッフとクルマに関する相談から見積もり・購入の契約までをすべてラボ内で行うことができます。

ラボ内では「日産サクラ」や「エクストレイル」など最新モデルのグレード・エクステリア・インテリアのカラーを自由に選択して、自分の好みに合った車をチョイスできる「3Dシミュレーター」や、そのモデルの走行シーンが楽しめる「360° ドライビングビュー」なども体験することができます。

日産自動車は「デザイン分野でのVR(仮想現実)を使った車両開発、生産現場における検査項目の習熟促進に向けたMR(複合現実)活用、VRを活用してメタバース上に公開されたバーチャルギャラリー”NISSAN CROSSING”での新型車お披露目イベント」など、様々な取り組みを実施しているため、今後のWeb3関連の取り組みには注目が集まっています。

>>「NISSAN HYPE LAB」のウェブサイトはこちら
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