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XRP現物ETFの登場が現実的に、米資産運用大手ビットワイズが提供準備

「BITWISE XRP ETF」の報告

米国の大手暗号資産運用会社であるBitwise(ビットワイズ)が、仮想通貨XRPの上場投資信託(ETF)を申請するための準備を行なっていることが判明しました。

Bitwise(ビットワイズ)は、ビットコインイーサリアムの現物ETFを提供していることでも知られる米大手暗号資産運用会社であり、2018年頃から仮想通貨ETFの実現に向けた取り組みを行なっていた会社でもあります。

ビットワイズは現在、XRP ETFの提供に向けて信託法人を登録した段階にあるとのことで、デラウェア州のウェブサイトでは「BITWISE XRP ETF」の情報を確認することが可能となっています(公式サイトでファイルナンバー「5326147」と検索することで確認可能)。

デラウェア州のウェブサイトで公開されている情報によると、ビットワイズのXRP ETFが設立されたのは2024年9月30日で、登録代理人の欄にはデラウェア州の都市ウィルミントンに本社を構える「CSC DELAWARE TRUST COMPANY」の名前が記載されています。

(画像:デラウェア州ウェブサイト)

米SECへの申請は数ヶ月後になる可能性

なお、今回の申請はXRP ETFの提供に向けた準備の初期段階であるとのことで、米国証券取引委員会(SEC)に対する正式な申請は数ヶ月後になる可能性があるとも伝えられています。

ビットワイズのXRP ETFに関する詳細は記事執筆時点で明らかにされていないものの、現在は複数メディアが「ビットワイズに確認をとった」と報じていて、「近日中に詳細情報が共有されること」や「XRP ETFが現物ETFであること」なども報告されています。

XRPについては、Ripple社と米SECの裁判で「XRP自体は有価証券に該当しない」という判断が下されていたため、仮想通貨業界では以前からXRP ETFの誕生に期待が高まっていました。

Ripple(リップル)のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は2024年2月に「他のETFが存在するのは当然だと思う」と語っており、XRP ETFについても「もちろん歓迎する」とコメントしています。

XRP ETFの承認までにはしばらく時間がかかると予想されるものの、正式に取引が開始された場合には機関投資家からの資金流入が加速し、XRPの採用拡大・価格上昇につながる可能性があると期待されています。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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