今週は巨額の資金流入が続く可能性
世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)のビットコイン現物ETFであるiShares Bitcoin Trust(IBIT)が、2024年10月29日に過去6ヶ月間で最大の取引量を記録したことが明らかになりました。
BloombergのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏によると、IBITは2024年10月29日に33億ドル(約5,060億円)の取引高を記録したとのことで、これは過去6ヶ月間で最大の取引量であると報告されています。
同氏は「一般的にETFでは市場が下落している時などに取引量が急増するため、ビットコイン価格が4%上昇していたタイミングでIBITの取引量が増加したのは少し奇妙だ」とも語っています。
IBITの取引量が今のタイミングで急増した理由については、ここ最近のBTC価格上昇でFOMO(上昇相場で取り残されることへの恐れ)の感情が働いた可能性があるとの見解が示されていて、今週はさらに大きな資金流入が続く可能性があるともコメントされています。
IBITの本日の取引高は33億ドルに達し、過去6ヶ月間で最大の取引高を記録しました。BTCが4%上昇しているタイミングであることを考えると少し奇妙です(通常、ETFの取引量は市場が下落している時や危機が起きている時に急増します)。
とはいえ、FOMOが原因で取引量が急増することもあります(2020年の$ARKKのように)。ここ数日間の価格上昇を考慮すると、今回は後者である可能性が高いと私は思います。今週(さらに)大きな資金流入が続くかもしれません。どうなるか見てみましょう!
IBITは29日に約6億ドルの資金流入を記録
iShares Bitcoin Trust(IBIT)の昨日の資金流入額については、その後の報告で約6億ドル(約920億円)の資金流入を記録したということも報告されています。
Tree Newsは30日に「IBITの日次流入額は5億9,980万ドルだった」と報告しており、エリック・バルチュナス氏はこれを引用して「FOMOが確認された」とコメントしています。
FOMOが確認されました(これは月曜日のアクティビティだけのものです。今日の分のフローは明日の夜にならないと反映されません)。
ビットコイン(BTC)では9月7日頃から価格上昇が続いていて、本日30日には日本円建てで過去最高値を更新、米ドル建てでも過去最高値目前まで価格が上昇しています。
2024年11月5日には仮想通貨業界からも注目されている米大統領選挙が控えているため、大統領選前後では大幅な価格変動が起きる可能性がありますが、ビットコインをポートフォリオに組み込む動きは世界中に拡大しているため、長期的にはさらに価格が上昇する可能性があると予想されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.32円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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