仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

仮想通貨市場を牽引する「注目すべき」プロジェクトリーダーたち


ブロックチェーン・仮想通貨業界を牽引している「注目すべき」プロジェクトリーダーを紹介します。それぞれの人物のTwitterアカウントも一緒に掲載しているので、分散型社会の実現に向けた世界中の活動やプロジェクトを最前線で牽引している影響力の高い技術者や開発者、企業の代表者たちが発信する最先端情報も確認してみてください。

こちらから:画像付きで分かりやすく解説「ブロックチェーン」の基礎知識

イーサリアム(ETH)考案者:ヴィタリック・ブテリン氏

Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は、時価総額ランキングで第3位に位置付けられる仮想通貨「イーサリアム(Ethereum/ETH)」の考案者として広く知られる人物です。1994年1月31日にロシアで生まれたブテリン氏はその若さでも注目を集めています。

仮想通貨やブロックチェーン業界に対する率直な意見を語ることでも知られる同氏は、これまでにも様々な発言で注目を集めており、Twitterのフォロワー数は80万人を超えています。

ブテリン氏は、今やあらゆる業界で活用されている「イーサリアム」の主要な開発メンバーとして現在も活動を続けていますが、以前には「ブロックチェーン技術は全ての業界に恩恵をもたらすわけではない」とも発言しており、実際に”ブロックチェーンの利点”を活用できる分野は限られているため、誤った使い方をすれば最終的に「時間の無駄」につながるとも指摘しています。

Twitter:@VitalikButerin

トロン(TRX)創設者:ジャスティン・サン氏

Justin Sun(ジャスティン・サン)氏は、分散型アプリケーション(DApps)の開発などが急速に進んでいることなどでも知られており、2018年に急速な成長を遂げている仮想通貨プロジェクト「トロン(Tron/TRX)」の創設者です。1990年7月に中国で生まれたサン氏も「大きな才能を秘めた若き優秀な開発者」として注目を集めており、同氏「ライバル的存在」として認知されているヴィタリック・ブテリン氏との間で度々繰り広げられる議論も話題となっています。

Twitter上で「TRON」の将来に期待が高まる”強気な目標”や”最新情報”なども定期的に配信しているサン氏の人柄を高く評価しているファンも非常に多く、フォロワー数は67万人超となっています。

またサン氏は、Forbes誌が毎年それぞれの分野から”優れた才能”や”大きな影響力”を持つ、30歳未満の優秀な人物をピックアップして紹介している「Forbes 30 Under」の中の一人にも選ばれています。

Twitter:@justinsuntron

ライトコイン(LTC)作成者:チャーリー・リー氏

Charlie Lee(チャーリー・リー)氏は、仮想通貨ライトコイン(Litecoin/LTC)の作成者として知られるコートジボワール生まれアメリカ育ちのコンピューター・サイエンティストです。同氏はビットコイン(BTC)に基づいてライトコインを作成しましたが「ビットコインと競合するつもりはない」ということを語っており、ビットコインが「価値を保存するための資産」として使用されつつあるのに対して、ライトコインは「小規模な取引」に利用するためのものであると説明しています。

リー氏は「Litecoin財団」の代表取締役を務めているものの、SNSなどに投稿するコメントなどが価格を動かしてしまう恐れがあったことなどから、”利益相反”を避けるために2017年12月に自分自身が保有していた全てのライトコインを売却しており、それによって得られた資金は全て寄付に当てたと説明されています。

ビットコインは「最も優れた価値の貯蔵方法」であると語るリー氏は、”BTCは金”、”LTCは銀”、”XRPはダイヤモンド”であるとも語っています。

Twitter:@SatoshiLite

カルダノエイダコイン(ADA)発案者|チャールズ・ホスキンソン氏

Charles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は、天才数学者として知られるカルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の発案者です。イーサリアムの共同設立者でもあるホスキンソン氏は、2015年に学術機関、政府機関、企業向けに仮想通貨とブロックチェーンを構築しているエンジニアリング会社「IOHK(Input Output HongKong)」を設立し、現在も同社を通じて「CARDANOプロジェクト」に取り組んでいます。

TwitterやYouTubeを通じてカルダノコミュニティの人々と積極的にコミュニケーションをとっているホスキン氏は、約10万人のフォロワーを抱えています。

真の分散型社会を実現することを心から望んでいるホスキンソン氏は「Bitcoin財団」教育委員会の創設委員長も務めるなど、仮想通貨に関する数多くの経歴を有しており、カルダノプロジェクトだけでなく、イーサリアムのことなどについて語ることもあるため、世界的にも注目を集めています。

Twitter:@IOHK_Charles

チャールズ・ホスキンソン氏の関連記事はこちら

リップル社CEO:ブラッド・ガーリングハウス氏

Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は、ブロックチェーン技術を活用した国際送金ソリューションの開発や運営を行なっている金融テクノロジー会社「Ripple Lab(リップル・ラボ)」のCEOを務めています。

カンザス大学で経済学の学士号、ハーバードビジネススクールでMBAを取得しているガーリングハウス氏は、ファイル共有サイトである「Hightail」や「Yahoo!」「AOL」といった様々な有名企業に務めていた経歴も有しています。

Ripple社は仮想通貨「エックスアールピー(XRP)」を扱う企業として広く知られていますが、厳密に言えば「Ripple Lab」と「XRP」はそれぞれ別の存在であり、ガーリングハウス氏も『XRPは独立したオープンソースのデジタル資産であり、Ripple社とは別の存在である』ということを強調しています。

Twitter:@bgarlinghouse

ブラッド・ガーリングハウス氏の関連記事はこちら

自称サトシ・ナカモト:クレイグ・ライト氏

Craig Steven Wright(クレイグ・スティーブン・ライト)氏は、オーストラリア出身のコンピューター・サイエンティストであり実業家です。ビットコイン(BTC)の開発に初期の頃から携わっていたことでも知られており、これまでにも数回「自分がサトシ・ナカモトである」と発言しています。

一時は「サトシ・ナカモト」の有力候補者とも言われていましたが、過激な発言などで批判も浴びており、最近では懐疑的な見方をしている人も多く存在します。サトシ・ナカモト本人であるかどうかは明らかになっていないものの、仮想通貨業界の重要人物であることには変わりないため、世界中から注目を集めています。

2018年11月にビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)がハードフォークした際には、サトシ・ナカモトの意思を反映したものとされる「ビットコイン・サトシ・ビジョン(BSV)」の開発に中心人物として関わっており、対立していた「ビットコインABC」を支持する著名人や企業を激しく批判しています。

Twitter:@ProfFaustus