米国を拠点とする投資分析会社「Weiss Ratings(ワイスレーティングス)」は2020年7月25日のツイートで、分散型金融(DeFi)の世界で10億ドル(約1,000億円)規模の仮想通貨革命が進んでいることを報告し、『ある1つの暗号資産が今後の革命の中心的存在になる可能性がある』との考えを語りました。
こちらから読む:次世代型バーチャルSNS”XANA”β版公開へ「暗号資産」関連ニュース
ChainLinkは「仮想通貨革命」の中心的存在に
Weiss Ratings(ワイスレーティングス)は2020年7月25日のツイートで『データベース管理システムである「Oracle(オラクル)」は分散型金融(DeFi)だけでなく、第2世代・第3世代の暗号資産が行う全ての機能を強化する』と語り、分散型Oracleのミドルウェアである「チェーンリンク(ChainLink/LINK)」は”今後の仮想通貨革命の中心になる”と言っても過言ではないと発言しました。
DeFiプラットフォームは急上昇しており、約10億ドルの担保が注ぎ込まれています。OracleはDefiだけでなく第2世代および第3世代の仮想通貨が行うすべての機能を強化します。 したがって、Chainlinkが今後の仮想通貨革命の中心となると言っても過言ではありません。
これまでのスマートコントラクトプラットフォームは「ブロックチェーン内で利用できるデータ」しか管理することができなかったため、提供できるサービスの幅にも限りがありました。
しかし、チェーンリンク(Chainlink/LINK)を利用すれば「異なるブロックチェーン同士」や「データプロバイダー・Web API・IoTデバイス・支払いシステム」などを安全かつ信頼性の高い方法で繋ぐことができるため、様々なブロックチェーンに外部データを取り込んでこれまでには提供できなかったサービスを展開することが可能になります。
Weiss Ratingsはこのような機能を持った「Chainlink」が他の仮想通貨関連サービスを拡充するために非常に重要な役割を果たすと考えており、その将来に強い期待感を示しています。
仮想通貨業界で技術活用が進む「チェーンリンク」
「Chainlinkが仮想通貨業界で重要な役割を果たしている」ということは他の専門家からも語られており、「Weiss Crypto Ratings」が2020年6月に公開した記事の中では、暗号資産アナリストであるJuan M. Villaverde氏とBruce Ng氏が『チェーンリンクは技術採用の面で他の暗号資産よりもはるかに優れている』と語っています。
この2人の著者は「イーサリアム、テゾス、ファントム、ポルカドット、ジリカ、ソラナ、アイコン、HPB」などといったスマートコントラクト関連の様々なプロジェクトがChainlinkを活用していると指摘しており、チェーンリンクが仮想通貨業界にとって非常に重要な存在となっていることを報告しています。
実際にチェーンリンクは様々な仮想通貨プロジェクトで活用され始めており、最近では「チリーズ(Chiliz/CHZ)」や「クレイトン(Klaytn/KLAY)」などからも”チェーンリンクとの提携”が発表されています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2020年7月27日|チェーンリンク(LINK)の価格
チェーンリンク(Chainlink/LINK)の価格は今月16日に930付近まで高騰したものの、その後はやや下落しており、2020年7月27日時点では「1LINK=759.81円」で取引されています。