Libra Association(リブラ協会)は2020年9月18日に、仮想通貨やブロックチェーン関連のスタートアップに特化して投資を行なっているベンチャーキャピタル「Blockchain Capital(ブロックチェーン・キャピタル)」が新メンバーとして参加したことを発表しました。
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ブロックチェーン・キャピタルが新メンバーとして参加
Libra Association(リブラ協会)は2020年9月18日に、仮想通貨やブロックチェーン関連のスタートアップに特化して投資を行なっているベンチャーキャピタル「Blockchain Capital(ブロックチェーン・キャピタル)」が新メンバーとして参加したことを発表しました。
Blockchain Capital(ブロックチェーン・キャピタル)は2013年に設立されたアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構える投資会社であり、「Ripple、Ethereum、Coinbase」などにも投資しているブロックチェーン業界でも特に長い歴史を持つベンチャーキャピタルの1社として知られています。
「Libra協会」に参加したことによって「ブロックチェーン・キャピタル」はその他の協会メンバーと共に”より公平な支払いシステムの構築”というLibra協会の目標に向けた取り組みを進めていくことになります。同社は長い間業界で培ってきた知識や経験をもとにして、Libraの決済システムに関する様々な助言を行うと伝えられています。
Blockchain Capitalの共同創設者兼マネージングパートナーであるBart Stephens(バート・スティーブンス)氏は、Libra協会への参加について次のようにコメントしています。
Libra協会に参加し「より公平な支払いシステムを構築する」というミッションに向けて共に協力していけることを非常に光栄に思います。ブロックチェーン技術を活用して金融アクセスを改善し、イノベーションを促進していくことは、ブロックチェーン・キャピタルのポートフォリオ戦略の中核を成しています。
専門知識と繋がりを持つ「Blockchain Capital」に期待
Libra協会は発表の中で『ブロックチェーン・キャピタルは深い専門知識と繋がりを持つブロックチェーン業界の大手投資会社である』と紹介しており、同社が様々なユースケースにわたるブロックチェーン関連のサポートを行い、業界や地域の専門家・起業家ネットワークを構築してきたことを説明しています。
Libra協会の副会長兼ポリシー・コミュニケーション部門責任者であるDante Disparte(ダンテ・ディスパート)氏は、Blockchain Capitalの参加について次のようにコメントしています。
Libra協会のメンバーとして新たに参加した「Blockchain Capital」は、金融サービスのイノベーションをサポートするブロックチェーン決済システムを構築する際に、深い業界の洞察力と、サポーターによるダイナミックなネットワークをもたらします。
Libra協会からは2019年に「Mastercard、Visa、PayPal」などといった複数の主要メンバーが脱退していたものの、その後は新たな大手企業が複数参加しており、2020年にはEコマース大手「Shopify」や決済会社「Checkout.com」が参加しています。