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ビットコイン価格、2021年末「3,000万円超え」を予想:米大手銀行Citibank幹部

米国の大手銀行「Citibank(シティバンク)」のマネージングディレクターであるThomas Fitzpatrick(トーマス・フィッツパトリック)氏が、機関投資家向けに公開したレポートの中で『ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は2021年12月までに31万8,000ドル(約3,324万円)に達する可能性がある』との予想を語ったことが明らかになりました。

ビットコインは「21世紀のデジタルゴールド」

Citibank(シティバンク)のマネージングディレクターであるThomas Fitzpatrick(トーマス・フィッツパトリック)氏は機関投資家向けに公開したレポートの中で「1970年代のゴールド市場」と「現在のビットコイン」の類似点についてまとめ、『ビットコインは21世紀のデジタルゴールドである』と語りました。

このレポートは顧客向けに公開されたものであるため、一般投資家向けには公開されていないものの、Twitter上でレポートの内容が公開されたことによって仮想通貨業界で注目を集めています。

Thomas Fitzpatrick氏はビットコインが「2010年〜2011年までの10ヶ月間、2011年〜2013年の2年間、2015年〜2017年の3年間」という”合計3回の強気相場”を経験していることを説明しており、『2010年〜2011年にみられたビットコインの指数関数的な動きは、1970年代のゴールド市場を強く連想させる』と語っています。

金(ゴールド/Gold)は1970年代に「第一次・第二次オイルショック」「旧ソ連のアフガニスタン侵攻」などといった複数の要因に関連して”米ドルのインフレヘッジ手段”として注目を集めたため、その結果として金の価格は大幅な高騰を記録しました。

一方現在は「ゴールドの法定通貨からのデカップリング(切り離し)、新型コロナウイルスの感染拡大、中央銀行による積極的な量的緩和政策」などといった複数の要因があるため、『ビットコインの価格は今後爆発的に上昇する可能性がある』と予想されています。

BTC強気相場「2022年末」まで続く可能性

Thomas Fitzpatrick(トーマス・フィッツパトリック)氏はレポートの中で「2010年〜2023年までの長期的なビットコイン価格チャート・価格予想」の画像を掲載し、過去の高値と安値のテクニカル分析(TA)から『ビットコイン価格は論理的には2021年12月までに31万8,000ドル(約3,324万円)に達する可能性がある』と予想しています。

2010年〜2023年までの長期的なビットコイン価格チャート・価格予想(画像:@classicmacro氏のツイートから)

同氏は現在のビットコインについて”強気相場の真っ只中”だとしており、2019年初頭から始まった強気相場が2022年末まで続く可能性があると予想しています。

この予想に対しては『このようなテクニカル分析はほとんど意味がない。テクニカル分析で今後の価格を予想することには何の優位性もなく、私たちがわかることは”価格上昇を続ける可能性が高い”ということだけだ』といった指摘も出ていますが、今回のレポートによって「シティバンク」の顧客はビットコインの可能性に注目していると考えられるため、そういった面でも今回のレポートは重要であるとされています。

ビットコイン価格が過去最高値に近づくにつれて、最近では様々なビットコイン価格予想が注目されており、有名なアナリストであるPlanB氏が先日『ビットコイン価格が2021年12月までに10万ドル〜28万ドル(約1,050万円〜2,940万円)に達することは間違いない』と語ったことなども注目を集めています。

2020年11月17日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今年3月に50万円付近まで下落したものの、その後は順調に回復を続けており、2020年11月17日時点では「1BTC=1,747,290円」で取引されています。

2017年11月6日〜2020年11月17日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)