Cardano(ADA)「ブロック生成の完全分散化」を実現|新たな資金提供プロジェクトも決定

by BITTIMES

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)のネットワークにおけるブロック生成が完全に分散化されたことが明らかになりました。Cardanoネットワークでは以前までカルダノ開発企業である「Input Output」のノードがブロック生成で重要な役割をになっていましたが、現在はブロック生成の100%がコミュニティ主導のステークプールオペレーターによって行われています。

こちらから読む:Coinbase、NASDAQ上場予定日が決定「暗号資産」関連ニュース

ブロック生成の100%が「コミュニティ主導」に

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output」は2020年8月に『カルダノネットワークの完全分散化に向けたスケジュール』を公開し、Cardanoネットワークにおけるブロック生成(取引承認)を徐々に"コミュニティ主導"のものへと移行させていく計画を発表していました。

2020年8月16日時点のブロック生成率は「ステークプールのブロック生成率が10%」「Input Outputのノードのブロック生成率が90%」となっていましたが、その後は徐々にその割合が変更されていき、日本時間2021年4月1日には『Cardanoブロックの100%がコミュニティ主導のステークプールによって生成されるようになった』ということが報告されています。

(画像:Daedalus Wallet)(画像:Daedalus Wallet)

これはCardanoブロックチェーンにおける取引承認の全てが「コミュニティ主導」で行われるようになったことを意味するものであり、"完全分散型のブロックチェーンネットワーク"を構築するための重要な節目に到達したことを示しています。

「完全分散型の取引承認環境」を実現

特定の企業や団体が取引承認作業を行なっている場合にはそれらの団体が取引内容を改ざんすることが可能となるため、金融資産の取引などが行われるブロックチェーンネットワークでは「取引承認作業の分散化」が特に重要視されています。

Cardanoブロックチェーンでは「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」と呼ばれる仕組みが採用されているため、取引承認(ブロック生成)はコミュニティが主導する「ステークプール運営者」によって行われ、一般のADA保有者は「信頼できるステークプールを選んで、その報酬の一部を受け取ることができる」という、より平等な仕組みとなっています。

現在のCardanoネットワークではブロック生成全体が約2,000のステークプールに委ねられており、ネットワークの基盤となるプロトコルでのみ機能し続けるようになっているため、「一部団体による取引内容の改ざん防止」という点だけでなく、「持続可能な形でのネットワーク運営」という点でも大きな進歩が見られたと考えられます。

「Project Catalyst」でも進展

Cardanoは「Project Catalyst(プロジェクト・カタリスト)」と呼ばれるプロジェクトを通じて『Cardanoが資金提供を行うプロジェクト』もコミュニティ主導で決定する仕組みを採用していますが、先日は『3度目の資金提供先となるプロジェクト』もコミュニティ投票で決定されているため、今後はCardanoプロジェクト全体の分散化が進んでいくことになると期待されます。

なお「CatalystFUND3」で選ばれたのは以下の20提案であり、現在は日本のCardanoアンバサダーである「YUTA氏(@yuta_cryptox)」による各プロジェクトの解説記事も公開されています。

  • iqwid: Cardano DeFi Liquidity Pools
  • da Tx to Trigger IoT + IO HW Spins
  • ython Module
  • isual Studio Smart Contract Plugin
  • ardanoSharp - .NET Library
  • iqwid Developer Portal: Cardano SDK
  • ardano IntelliJ IDEA Plugin (MVP)
  • ardano serialization library in Go
  • omprehensive NFT Framework Collab
  • BCD
  • DA MakerSpace - DEV lessons
  • rite Dapps as continuous workflows
  • eveloper & SPO Tools [CNTools]
  • ecentralized Accounting <- IFRS
  • etadata Oracle Node
  • etadata Oracle Explorer
  • igital Asset Inheritance
  • apps for Business Contracts
  • ood traceability solution - Africa
  • he Basket DApp for the People

>>「YUTA氏の解説記事」はこちら

2021年4月2日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今月18日に160円付近まで上昇したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2021年4月2日時点では「1ADA=132.21円」で取引されています。

>>ADAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら

2021年1月2日〜2021年4月2日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)2021年1月2日〜2021年4月2日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)

仮想通貨ニュース|新着

機関投資家の57%が仮想通貨への配分を増やす予定=SygnumレポートNEW

機関投資家の57%が仮想通貨への配分を増やす予定=Sygnumレポート

カルダノウォレット「Tokeo」MinswapでTOKEトークンのIDO開始NEW

カルダノウォレット「Tokeo」MinswapでTOKEトークンのIDO開始

世界数百万店舗で使える仮想通貨デビットカード「Bitget Wallet Card」登場NEW

世界数百万店舗で使える仮想通貨デビットカード「Bitget Wallet Card」登場

仮想通貨に関する内容も、国民民主党の玉木代表が与党に税制改正要望NEW

仮想通貨に関する内容も、国民民主党の玉木代表が与党に税制改正要望

JUP2回目のエアドロップの動きが本格化|Jupiter創設者がブログ公開

JUP2回目のエアドロップの動きが本格化|Jupiter創設者がブログ公開

シバリウムにERC20トークンをブリッジできる「Shibarium Bridge」登場

シバリウムにERC20トークンをブリッジできる「Shibarium Bridge」登場

仮想通貨入門 - 基礎知識

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利最大9%】ソラナ(SOL)をステーキングで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

【年利40%以上】フレア(Flare/FLR)をラップ&デリゲートで増やす方法|画像付きで解説

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

シバイヌDEX「ShibaSwap」の使い方|流動性提供の方法などをまとめた解説動画公開

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

各種仮想通貨を「Shibarium基盤BONE」に簡単交換|ガス代補充機能の使い方を解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説

‌NFTマーケットプレイス「Magic Eden」とは?機能や使い方などを解説

仮想通貨ビットコインの買い方をわかりやすく解説|取引所と販売所の違いなども紹介

仮想通貨ビットコインの買い方をわかりやすく解説|取引所と販売所の違いなども紹介

市場分析・価格予想

カルダノクジラ、1ヶ月間で145%のポジション増|ADA価格の8倍上昇予想も

カルダノクジラ、1ヶ月間で145%のポジション増|ADA価格の8倍上昇予想も

「ビットコインは100万ドルを超える」ビットワイズ幹部、根拠と共に提唱

「ビットコインは100万ドルを超える」ビットワイズ幹部、根拠と共に提唱

ビットコイン、目標価格は255,000ドル?著名アナリストの価格予想と重要なサポートライン

ビットコイン、目標価格は255,000ドル?著名アナリストの価格予想と重要なサポートライン

ポリマーケット市場「BTCが年末までに10万ドル突破」を予測|10%から65%へ

ポリマーケット市場「BTCが年末までに10万ドル突破」を予測|10%から65%へ

ビットコイン、トランプ氏勝利で76,000ドル到達|ドージコインの価格上昇も近い?

ビットコイン、トランプ氏勝利で76,000ドル到達|ドージコインの価格上昇も近い?

米大統領選後もポリマーケットの躍進は続く?選挙と関係ないトピックで取引

米大統領選後もポリマーケットの躍進は続く?選挙と関係ないトピックで取引