Twitter CEO:ビットコイン少額送金技術「Lightning Network」の導入を示唆

Twitter(ツイッター)のCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は2021年6月11日に、ビットコインを少額・低コストで送金することができる技術「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」をTwitterやBlueSkyなどに導入する可能性があることを示唆しました。

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ライトニングネットワーク統合は「時間の問題」

Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は2021年6月11日に、ビットコインを少額かつ安い手数料で送金することができる「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」と呼ばれる技術を活用したウォレット・チャットアプリ「Sphinx Chat(スフィンクス・チャット)」について『Sphinx Chatは素晴らしい』と称賛するツイートを投稿しました。

このツイートに対して『TwitterやBlueSkyにライトニングネットワークを組み込んで欲しい』とのコメントを受けたドーシー氏は、このコメントに返信する形で『時間の問題だ』と語ったため、仮想通貨業界では『将来的にはTwitterやBlueSkyにライトニングネットワークの技術が組み込まれる可能性がある』と注目が集まっています。

なお「BlueSky(ブルースカイ)」とは、ジャック・ドーシー氏が2019年12月に出資したことを明かした「ブロックチェーン技術を用いたソーシャルメディア向けのオープンで分散型の標準規格」を策定することを目指している独立組織であり、これまでは特定の企業が中央集権的な形で管理していたSNSを”非中央集権的な分散型管理の仕組み”で運営するための取り組みを続けています。


ライトニングネットワークの技術をSNSプラットフォームに組み合わせると、SNSプラットフォーム上で少額のビットコインを安い手数料で素早く送金することができるようになるため、この技術がTwitterに統合されれば「Twitterユーザー間でビットコインをやり取りする」といったことが可能になると期待されます。

今回のツイートではライトニングネットワーク統合の詳細については明らかにされていないものの、Twitterに「ビットコイン少額送金機能」を組み込むためのサービス開発は数年前から外部でも進められており、2019年には公式サイトでTwitterアカウントを連携したユーザー間でBTCをやり取りすることができる「Tippin」と呼ばれるサービスもリリースされていたため、今後「Twitter公式のBTC少額送金機能」がリリースされる可能性もあると予想されます。

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