ビットバンク:イーサリアムの「The Merge・ETHW」対応方針を発表
暗号資産取引所「bitbank(ビットバンク)」は2022年8月24日に、イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」と、それによって誕生する可能性のある「Ethereum PoW(ETHW)」への対応方針を発表しました。
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ETHW発生時にはスナップショットを実施
bitbank(ビットバンク)は2022年8月24日に、イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」と、それによって誕生する可能性のある「Ethereum PoW(ETHW)」への対応方針を発表しました。
イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」は、イーサリアムで採用されているコンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)を「プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work/PoW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)」へと移行する大型アップグレードであり、現時点では日本時間2022年9月15日頃にアップデートが実施される予定となっています。
このアップグレードによって現在のイーサリアムは新たにPoSを採用した新しいバージョン「Ethereum PoS(ETHS)」に移行する予定となっていますが、コミュニティでは「イーサリアムのハードフォークを行なってチェーン分岐後もPoWを使い続ける」という意見が出ているため、この意見が採用された場合には「Ethereum PoS(ETHS)」と「Ethereum PoW(ETHW)」という2つのイーサリアムに分裂する可能性があります。
ビットバンクは今回の発表の中で『イーサリアムのアップグレードThe Mergeに対応する』と報告しており、ETHWが誕生した場合の取扱い・付与方針については以下のように説明が行われています。
- 現時点でのETHWの取扱いは未定
- ETHWの取扱いを開始するためには、社内でのリスク評価や日本暗号資産取引業協会の規則に沿った手続きが必要
- ビットバンクはETHWの発生時点でユーザー資産のスナップショットを取得する
- ETHWを取扱わない場合はETHWの付与も行わない
- チェーンの分岐で取得したETHWはコールドウォレットで厳重に管理する
- 対応方針に変更がある場合は改めてお知らせする