ソラナ(SOL)のFiredancer「2025年」に完全版リリースへ
ファイアダンサー完全版「2025年リリース」目指す
ソラナ(Solana/SOL)の新しいバリデータークライアントソフトウェアであるFiredancer(ファイアダンサー)の完全版が2025年にリリースされる予定であることが明らかになりました。
バリデータークライアントソフトウェアとは、トランザクション(取引)の検証やブロック生成を行う役割を持つ「バリデーター」の役割を実行するために使用されるソフトウェアのことを指します。
Firedancer(ファイアダンサー)は、Solanaネットワークの処理速度・安定性・拡張性などを大幅に向上させる新しいバリデータークライアントソフトウェアであり、Solanaネットワークの将来的な発展を支える基盤になると期待されています。
ファイアダンサーは2023年10月末にテストネットで稼働していましたが、ソラナ財団のDePINリードであるクリーン・ニムカー氏は5月23日に開催されたDEFICONの中で「2025年の完全版リリースを目標に準備が進められていること」を明かしたと伝えられています。
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完全版リリース前には「簡易版」も展開
また、完全版のリリース前には「簡易版」も展開されるとのことで、この取り組みは分散型物理インフラネットワーク(DePIN)における活動が増加する中で、Solana全体の信頼性とスケーラビリティを向上させることを目的としていると伝えられています。
分散型物理インフラネットワーク(DePIN)とは、トークンやブロックチェーンを活用してコミュニティにインセンティブを与えながら物理的なインフラネットワークを一から構築するプロジェクトのことを指します。
Solana上では「Hivemapper、Helium、Render」などといった複数のDePIN関連プロジェクトが展開されていますが、Hivemapperでは接続されたドライバー数が5月に約3万から約6万7,000まで増加したとも報告されています。
Hivemapper(HONEY)はソラナ基盤の分散型マッピングプロジェクトであり、世界中のドライバーに車載カメラで画像を撮影してもらいながら世界地図を作成し、写真撮影の協力者にHONEYトークンで報酬を与える仕組みを展開しています。
Firedancerのリリースによる性能向上はDePINプロジェクトの更なる成長にもつながると期待されており、Solanaブロックチェーンのゲームチェンジャーになる可能性があるとも注目されています。
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