通信企業「FIX Network」NEM・SymbolブロックチェーンでSIMスワップ対策
ネム財団(NEM Foundation)がSIMスワップの問題解決を目指しているイスラエル・リトアニア拠点の通信企業「FIX Network」とパートナーシップを結んだことが明らかになりました。同社はNEMやSymbolのブロックチェーン技術を活用していくと伝えられています。
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ブロックチェーン技術で「SIMスワップ」を防止
NEM財団が提携を結んだ「FIX Network」は、イスラエルとリトアニアに拠点を構える携帯電話通信関連のスタートアップ企業であり、"SIMスワップ"と呼ばれる詐欺行為を防止するためにブロックチェーンなどの技術を活用しています
SIMスワップとは、スマートフォンの盗難・紛失時に通信キャリアに連絡して同じ電話番号の新しいSIMカードを発行してもらうサービスを悪用して、ターゲットとなる相手の携帯電話番号を自分のSIMカードに移転し、他人の携帯電話番号を乗っ取る詐欺行為のことであり、電話番号に紐付けられたアカウントを乗っ取るためなどに用いられています。
FIX Networkはこのような詐欺行為を防止するために「ネム(NEM/XEM)」や「シンボル(Symbol/XYM)」のブロックチェーン技術を活用することを予定しており、秘密鍵をユーザーのSIMカードに保存し、仮想通貨ウォレット・デジタルID・個人情報などのデータをプライバシーに配慮しながら安全に保護することを計画しています。
安全かつプライベートなモバイルテクノロジーをグローバルに展開することを目標としている「FIX Network」は、世界186カ国にまたがるモバイル通信サービスを立ち上げています。NEM財団の最高技術責任者であるNate D'Amico氏は「FIX Network」の取り組みを賞賛し、同社と提携できることを誇りに思うと述べています。
「FIX Network」は確立されたインフラ(世界規模のセルラーネットワーク)を利用して、より公平で安全なサービスを提供しています。デジタルサービスのセキュリティを高めるための事業を展開する「FIX Network」と提携できることを誇りに思います。
FIX Networkが提供する最初の製品は「FIX IDアプリ」と呼ばれており、2019年6月に事前注文された10,000個の製品が2020年4月末までに出荷される予定だと報告されています。
(参照:cryptoninjas)
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