ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2020年6月21日〜27日
2020年6月21日〜27日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2020年6月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧
SBI:国内初の「暗号資産ファンド」設立へ
SBIホールディングスは2020年6月26日の経営近況報告会の中で、日本国内で初となる「個人投資家向けの暗号資産ファンド」を2020年夏頃に立ち上げる計画を明らかにしました。
今回の報告会では、暗号資産取引所「SBI VC Trade(SBI VCトレード)」がスマートフォン向けアプリをリリースする予定であることなども明らかにされています。
SBIの「暗号資産ファンド」とは?
PayPal「暗号資産売買サービス」提供の可能性
米国の決済サービス大手「PayPal(ペイパル)」が"暗号資産売買サービス"の提供を計画している可能性があることが明らかになりました。
この件についてPayPalからの公式発表は行われておらず、あくまでも"関係者の話"として報じられているものの、同社は現在「暗号資産・ブロックチェーン関連の求人募集」も掲載しているため、暗号資産業界ではこの一連の報道に注目が集まっています。
「PayPalの暗号資産売買サービス」に関する情報はこちら
FCバルセロナトークン「ついに取引開始」
スペイン・カタルーニャ州のサッカークラブである「FC Barcelona(FCバルセロナ)」は、2020年6月22日に「チリーズ(Chiliz/CHZ)」関連のプラットフォーム上で公式ファントークンの販売を行いました。
合計106ヵ国で販売されたFCバルセロナの公式ファントークン「BAR」は販売開始から2時間以内に完売し、130万ドル(約1億3,900万円)の売上を達成したと報告されています。
「BARトークン」の詳細はこちら
大手取引所への「COMP上場」続く
イーサリアムブロックチェーン上の分散型金融(DeFi)プロトコル「Compound(コンパウンド)」のガバナンストークンである「COMP」の大手取引所上場が続いています。
今月25日には「BINANCE(バイナンス)」がCOMP上場を発表しましたが、その後26日には米国の暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」もCOMPの取り扱いを開始したと発表しています。
暗号資産に投資はしていない:John McAfee
"暗号資産・ブロックチェーンの伝道師"とも呼ばれているサイバーセキュリティの専門家John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、2020年6月20日のツイートで『私は暗号資産に投資していない』と発言しました。
同氏は『暗号資産に投資していない』と語ってはいるものの『暗号資産を使用している』とも述べており、"投資するのと使用するのには大きな違いがある"と説明しています。
マカフィー氏が使用する暗号資産とは?
主要4銘柄で「売り圧力」強まる可能性
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は2020年5月頃から100万円前後での推移を続けており、主要な暗号資産(仮想通貨)でも停滞が続いていますが、最近では"暗号資産史上最大の出資金詐欺"とも呼ばれる「PlusToken(プラストークン)」関連のアドレスから数百億円規模の暗号資産が移動されていると報告されているため、業界では「BTC・ETH・EOS・XRP」などの通貨で"売り圧力"が強まる可能性があると懸念されています。
暗号資産投資ファンド「DTC Capital」の責任者である「Spencer Noon(@spencernoon)」氏は2020年6月25日のツイートでこのことを報告し、『暗号資産市場がこれだけの金額を買い支えることができなければ、価格下落につながる可能性がある』と指摘しています。
移動された暗号資産の数量はこちら
停滞続くビットコイン市場、アナリストの見解は?
ビットコインの価格は2020年5月頃から100万円前後での推移を続けていますが、暗号資産業界の著名なアナリストからは「ビットコインで間も無く大幅な値動きが起こる可能性がある」との予想が多数出ています。
Bloomberg(ブルームバーグ)のテクニカルアナリストであるMike McGlone(マイク・マクグローン)氏は『ビットコインは間も無く13,000ドル(約140万円)付近まで上昇する可能性がある』との予想を語っているものの、これと同時に『ボリンジャーバンドの下値である約6,500ドル(約70万円)のラインを下回らないようにすることが重要である』とも語っています。
ビットコインに関するアナリストの見解はこちら