リップル社:投資・慈善部門の名称を「RippleX・Ripple Impact」に変更
Ripple(リップル)社は2020年10月5日に、同社の投資部門である「Xpring」や事前活動部門である「Ripple for Good」の名称を「RippleX」および「Ripple Impact」へと変更し、人事異動を行なったことを明らかにしました。今回の発表では2020年10月14日〜15日にかけて開催される年次カンファレンス「Ripple swell 2020」で、国際送金ネットワーク「Ripple Net」に関する新たな発表が行われることも示唆されています。
「RippleX」「Ripple Impact」へと名称変更
Ripple(リップル)社はこれまで「Xpring」や「Ripple for Good」などの部門を通じて投資活動や教育・慈善活動に取り組んでいましたが、今回の発表ではこれらの名称が「RippleX(旧:Xpring)」と「Ripple Impact(旧:Ripple for Good)」へと変更されたことが明らかにされています。
「RippleX」は投資関連の活動を行う部門であり、投資先にリソースとツールを提供することによって、より広範なXRPコミュニティとともにデジタル資産XRPの信頼性・有用性・流動性を構築することを目的としていると説明されています。
「Ripple Impact(リップル・インパクト)」は研究・教育・慈善活動などを行う部門であり、大規模な経済システムに参加する機会を全ての人々に公平に提供すると共に、Ripple社ブロックチェーン研究支援事業である「大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)」と協力してRipple社の製品やサービスの普及を目指すと説明されています。
なお「RippleX」や「Ripple Impact」という新しいブランドは、2020年8月時点で「米国特許商標庁(USPTO)」に商標登録申請されていることが明らかになっていました。
新たなゼネラル・マネージャー就任報告も
今回の発表では「RippleX」のゼネラル・マネージャーにMonica Long(モニカ・ロング)氏、「RippleNet」のゼネラル・マネージャーにAsheesh Birla(アシェーシ・ビルラ)氏が就任したことも報告されています。
Monica Long(モニカ・ロング)氏は以前までRipple社のマーケティング部門でシニアバイスプレジデントを務めていた人物であり、Asheesh Birla(アシェーシ・ビルラ)氏はプロダクトマネジメントのシニアバイスプレジデントを務めていた人物だとされています。
Monica Long氏は「XRP」や「XRP Ledger」を活用した現実的で持続可能なソリューション・エコシステムの構築に向けて開発企業や開発者コミュニティの成長に向けた取り組みを行い、Asheesh Birla氏はRippleNetのODL(オンデマンド流動性)サービスを監督することになります。
「Ripple Swell 2020」で新たな発表の可能性?
Ripple社は毎年開催しているカンファレンス「Ripple Swell」を2020年10月14日〜15日の2日間にかけてオンライン開催することを予定していますが、今回の発表では『RippleNetの競争的優位性がRipple Swell Globalで明らかにされる』とも報告されています。
RippleNetの競争的優位性は「Ripple Swell Global」で明らかにされます。このイベントでは、世界的なお金の動きを変えるために尽力しているRippleNetの顧客・パートナー・業界リーダーを結びつけます。
今回の発表では「Ripple Swell 2020」について多くのことは語られていないものの、仮想通貨業界では『今年のSwellでRippleNetに関する大きな発表があるのではないか?』と期待が高まっています。
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