非営利団体「XRP Ledger Foundation」設立|XRPLの成長・技術採用を促進
仮想通貨XRPの基盤となっている分散型台帳「XRPレジャー(XRP Ledger/XRPL)」や「XRPコミュニティ」の成長・革新・開発に焦点を当てた独立した非営利団体「XRP Ledger Foundation(XRP Ledger財団)」が2020年9月24日に設立されました。
独立した非営利団体「XRP Ledger財団」設立
XRP Ledger Foundation(XRP Ledger財団)は2020年9月24日に、同財団が正式に立ち上げられたことを発表しました。XRP Ledger財団は仮想通貨XRPの基盤となっている分散型台帳「XRPレジャー(XRP Ledger/XRPL)」や「XRPコミュニティ」の成長・革新・開発に焦点を当てた独立した非営利団体だと説明されています。
XRPLの成長・発展を促進することを目的としている「XRP Ledger財団」は、業界リーダー・学者・コミュニティメンバーなどから支援を受けており「Ripple・Coil・Gatehub」などから約650万ドル(約6.8億円)の寄付金を受けています。
財団が取り組む具体的なミッションとしては以下のようなものが挙げられています。
- ガバナンス・バリデーターの多様性・コードのメンテナンスなどを含むXRPLコアインフラの開発
- 「Unique Node List(*1)」の公開
- 開発コミュニティをさらに成長させる
- スケーラブルで持続可能なプラクティスの推進
(*1)Unique Node List(ユニークノードリスト):ネットワークを維持するバリデータのパフォーマンスを測る一連の基準のこと
学術機関・非営利団体など幅広いコミュニティと協力
XRP Ledger Foundation(XRP Ledger財団)の理事会は、「XRPL Labs」のCEOであるWietse Wind氏などといったXRPコミュニティにも広く知られているメンバーで構成されているとのことで、財団は学術機関や非営利団体を含む幅広いコミュニティと協力しながら、今後数年間で「迅速かつ低コストに価値を移転する」という絶えず変化する課題に挑戦していくと説明しています。
XRP Ledger財団のアドバイザーであるBharath Chari(バラト・チャリ)氏は財団の設立に次のようにコメントしています。
これはエコシステムにとって非常にエキサイティングな時期となるでしょう。エコシステムの利害関係者と協力して「XRP Ledger」のさらなるイノベーションと技術活用を促進していけることを非常に嬉しく思います。
分散型の「XRP Ledger」は、開発者が様々なユースケースで「低コストかつ迅速な価値の移転」を活用できる機会を提供します。私たちは開発者エコシステムの成長をサポートするために全力で取り組んでいます。
また今回の発表では、財団とは独立して運営される「XRP Community Fund(XRPコミュニティファンド)」が設立されることも報告されています。このファンドは「XRP Ledger」の採用を促進するイベント・開発者とのやり取り・その他の活動に焦点を当てているとのことです。
>>「XRP Ledger財団」の公式発表はこちら
>>「XRP Ledger財団」の公式サイトはこちら
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