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バルバドス政府:Decentraland(MANA)で「世界初のメタバース大使館」建設へ


イーサリアムのブロックチェーンを基盤としたメタバース(仮想空間)プロジェクト「ディセントラランド(Decentraland/MANA)」は2021年11月15日に『バルバドス政府との間で、Decentralandの仮想空間上に”世界初のメタバース大使館”を設立する契約を結んだこと』を明らかにしました。

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Decentralandに「世界初のメタバース大使館」設立へ

ディセントラランド(Decentraland/MANA)は2021年11月15日に『バルバドス政府との間で、Decentralandの仮想空間上に”世界初のメタバース大使館”を設立する契約を結んだこと』を明らかにしました。


バルバドス政府を「Decentraland」に迎え、世界初のメタバース大使館を設立できることを誇りに思います。

ディセントラランド(Decentraland/MANA)は、イーサリアムのブロックチェーン上に構築された仮想空間プラットフォームであり、サービス利用者は仮想空間上に構築された世界を自分のアバターで散策したり、土地・不動産・服などといった様々なアイテムをNFTとして購入したり、仮想空間上の土地に自分の建物やサービスを構築したりすることができるようになっています。

複数のメタバースプラットフォームとも協力

Decentralandが今回のツイートで引用している「CoinDesk」の報道によると、バルバドス政府は現在「Somnium Space」や「SuperWorld」などを含めた複数のメタバース関連プラットフォームとの契約も進めているとのことで、プロジェクトでは以下のような取り組みの支援が行われる予定だと報告されています。

アラブ首長国連邦に駐在するバルバドスの大使であるGabriel Abed(ガブリエル・アベド)氏は、CoinDeskとのインタビューで『バルバドスは様々なメタバースに建造物を建設したり、デジタルの土地を購入したりなど、最初の取り組みにとどまらず、積極的に展開していくつもり』だと語ったと報告されています。

バルバドスは様々なメタバースに建造物を建設したり、デジタルの土地を購入したりなど、最初の取り組みにとどまらず、積極的に展開していくつもりです。メタバースはまだ歴史が浅く、新しいものであるため、私たちが構築したものがメタワールド間で互換性があることを確認したいのです。

バルバドスは現在、世界190以上の国との間で18の外交を結んでいますが、テクノロジー外交を利用することによってこれをさらに拡大し、芸術・音楽・文化の取引を行う文化外交にまで発展させていくことができると期待しています。

大使館はある国に入るためのビザを所得したり、ビザなしで旅行したりするための出発点です。それがバーチャル世界ではどうなるか、そしてその電子ビザがあなたをどこに導いてくれるのか、想像できるでしょうか?

メタバース大使館は「2022年1月」に開設予定

バルバドス政府は「メタバースに大使館を設立する」という前例のない取り組みを実現するために法律顧問なども雇いながら今年8月から準備を進めていたとのことで、法律専門家の間では『大使館はウィーン条約だけでなく、国際法にも準拠している』との判断が下されたとも報告されています。

報道によると、メタバース大使館は早ければ2022年1月にも開設される予定であるとのことで、これが実現すればバルバドスは「デジタル主権国家を認めた世界初の国」になると報じられています。

ここ最近では、Facebook(フェイスブック)がメタバース事業に向けて社名を「Meta」に変更するなどメタバース関連の話題が大きな注目を集めているため、仮想通貨業界ではメタバース関連プロジェクトへの関心が高まってきています。

>>「CoinDesk」の報道はこちら
>>「Decentraland」の公式サイトはこちら

2021年11月16日|ディセントラランド(MANA)の価格

ディセントラランド(Decentraland/MANA)の価格は今月13日に423円付近まで上昇したものの、その後はやや下落しており、2021年11月16日時点では「1MANA=347.63円」で取引されています。

>>MANAを取り扱っている暗号資産取引所BINANCEはこちら

2021年10月17日〜2021年11月16日 MANAのチャート(画像:coingecko.com)