暗号資産取引所FTX:機関投資家向けサービスの専門部署「FTX Access」立ち上げ

by BITTIMES   

暗号資産取引所「FTX」は2022年3月9日に、機関投資家向けの製品やサービスを提供する専門部署「FTX Access」を立ち上げたことを発表しました。FTX Accessは「FTX US」や「FTX.com」の専門知識を組み合わせて、機関投資家向けにデジタル資産関連製品とグローバル市場への摩擦のないアクセスを提供すると説明されています。

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機関投資家向けの製品・サービスを提供

FTXは2022年3月9日に「FTX US」と「FTX.COM」をそれぞれ運営する「West Realm Shires Services Inc.」と「FTX Trading Limited」が、機関投資家向けの製品やサービスを提供する専門部署『FTX Access』を立ち上げたことを発表しました。

『FTX Access』は最初にデジタル資産に関心のある機関投資家向けに「アドバイザリーサービス・インデックス商品・取引執行・分析ツール・資本紹介」などを提供することを予定しているとのことで、その後は「カストディ・デリバティブ・ストラクチャード商品・その他資産運用商品」などを提供することも検討していく予定だと説明されています。

新部署「FTX Access」の米国部門リーダーは、大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」の元グローバル責任者でありながら、金融大手「Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)」に勤務した経歴も有しているGustavo Miguel氏が務めるとのことで、機関投資家向け金融サービスを手掛けてきた知識を活かして「FTX Access」の米国事業成長を指揮していくと説明されています。

FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏は「FTX Access」の立ち上げについて次のようにコメントしています。

世界の金融情勢で仮想通貨が果たす役割は拡大し続けており、それに伴い、仮想通貨をバランスシートに加えようとする金融機関も続々と登場してきています。私たちはそのような機関がデジタル資産エコシステムにシームレスに移行できるようにするために「FTX Access」を立ち上げて、そのような企業に身近なサービスを提供することにしました。

私たちの目標は『あらゆるレベルのトレーダーが暗号資産に容易に投資できるサービスを提供し、それと同時に伝統的な金融分野で見られるコンプライアンスと規制の基準を満たすこと』です。デジタル資産に対する機関投資家の関心は加速度的に高まっているため、FTXの最優先事項とするには絶好の機会だと考えています。

FTXはここ最近でビジネス展開を加速させており、今年2月には日本の暗号資産交換業者兼第一種金融商品取引業者「Quoine株式会社」の親会社である「Liquid Group Inc.」の買収が発表されている他、先日は『キプロスで運営ライセンスを取得し、欧州市場への進出を本格化すること』なども発表されています。

>>「FTX」の公式発表はこちら
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