エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
エイプコイン(ApeCoin/APE)に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・対応ウォレット・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。
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エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?
エイプコイン(ApeCoin/APE)とは、2022年3月に発表されたWeb3.0(分散型ウェブ)の中心となる分散型コミュニティの開発などをサポートすることを目的とした暗号資産プロジェクトであり、仮想通貨APEはイーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェーンを基盤としたERC-20トークンとなっています。
ApeCoinは2022年3月に代表的なNFTコレクションである「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」を保有していた人々にエアドロップ(無料配布)されたため、BAYC・MAYC関連の暗号資産としても知られています。
そのため、BAYCのメタバースプロジェクト「Otherside」の仮想空間上の土地である「Otherdeeds」の販売でもAPEが決済手段として採用されており、BAYCなどのNFTコレクションを制作しているNFTスタジオ「Yuga Labs」も各プロジェクトの主要トークンとしてAPEを利用していく方針を発表しています。
仮想通貨APEは「ApeCoin DAOの方針を決めるガバナンス投票権として機能、APEエコシステム内での決済、ゲーム・イベント・サービスなどへのアクセス権」などの機能性を有しています。
APEはリリース直後から大手取引所に上場
ApeCoinの運営組織
ApeCoinの運営を支える組織には「ApeCoin DAO」「APE Foundation」「Board」という3つの組織があります。それぞれの組織は以下のような役割を持つ組織となっています。
ApeCoin DAO(エイプコインダオ)
ApeCoin DAO(エイプコインダオ)は、ApeCoinのガバナンスを担当する分散型自律組織(DAO)。世界中に分散されたコミュニティを構築・管理するためには"非中央集権型のガバナンス体制"が必要となるため、ApeCoin DAOが創設された。
APE保有者は誰でも「ApeCoin DAO」のメンバーになることが可能で、ApeCoin DAOメンバーは「エコシステムファンドの資金の配分方法・ガバナンスルール・プロジェクト・パートナーシップ」などといったプロジェクトに関する様々な意思決定プロセスに参加することができる。
APE Foundation(エイプ財団)
APE Foundation(エイプ財団)は、ApeCoinを管理する法人組織。監督者ではなく「ApeCoin DAOの基盤」として位置付けられている。この財団は、分散型かつコミュニティ主導のガバナンスを促進し、時間の経過とともに分散化が進むように設計されていて、「ApeCoin DAOの意思決定管理、日々の運営・経理・プロジェクト管理、DAOコミュニティのアイデアを実現するためのサポート」などのタスクを担当している。
APE財団の目標は「公正かつ包括的な方法でAPEエコシステムの成長と発展を管理すること」である。具体的には、ApeCoin DAOの指示に従ってマルチシグウォレット(送金などで複数人の署名が必要なウォレット)で管理されるエコシステム資金を利用して経費を支払ったり、ガバナンスプロセスを通じてApeCoin保有者が協力するためのインフラを提供する。
Board(ボード)
Board(ボード)は、ApeCoin DAOメンバーの意向に沿って「APE Foundation」の運営者を監督する役割を持つ役員会。この役員会の目的は「DAOの提案を管理して、コミュニティのビジョンに奉仕すること」。役員会はApeCoin DAOのルールに基づく管理審査を必要とする提案について会合を行う。最初の役員会メンバーは6ヶ月間の任期を務め、その後はApeCoin DAOの投票によって毎年メンバーが決定される。
最初の役員会のメンバーは、Alexis Ohanian氏(Reddit共同創業者)、Amy Wu氏(FTXベンチャー&ゲーム責任者)、Yat Siu氏(Animoca Brands共同創業者)などを含めた5名。APE保有者は過半数の賛成投票を集めることによって、いつでも役員を解任・交代させることができる。
エイプコイン(ApeCoin/APE)の特徴・機能
エイプコイン(ApeCoin/APE)の特徴・機能としては以下のような点が挙げられます。
ApeCoin DAOのガバナンス機能
エイプコイン(ApeCoin/APE)は、ApeCoinエコシステムのガバナンストークンであるため、ApeCoin保有者は「ApeCoin DAO」に参加して、プロジェクトの重要な意思決定プロセスに参加することができます。
具体的には、エイプコインに関連した様々な取り組みについての提案となる「APE改善提案(Ape Improvement Proposal/AIP)」という提案を提出したり、提案に投票したりできる仕組みで、提出された提案は「API-001」といったように番号が付けられるようになっています。
APE保有者は「1APE=1票」の投票権を持つことが可能で、提出された各種提案に「賛成」または「反対」の票を入れることが可能、信頼できる対象分野の専門家であると考える別のDAOメンバーに投票を委任することもできるようになっています。
ApeCoinエコシステムのユーティリティトークン
エイプコイン(ApeCoin/APE)は、ApeCoinエコシステムのユーティリティトークンとしても機能するため、APE保有者は自分が保有するAPEを「中央集権的な仲介者なしで使用できる通貨」として使用することもできます。
APEはイーサリアムのブロックチェーンを基盤とした仮想通貨であるため、MetaMask(メタマスク)のような主流ウォレットでも保管・送受金することが可能で、「Gucci」や「TAG Heuer」などのAPE決済に対応した一部店舗で支払いに利用したり、APEエコシステム内での決済に使用したりすることができます。
ゲーム・イベント・サービスなどのアクセス権
エイプコイン(ApeCoin/APE)は、独占的なゲーム・商品・イベント・サービスなどといった「他では手に入らない特定のコンテンツへのアクセス権」としても機能します。Bored Ape Yacht Club(BAYC)のようなNFTコレクションは、NFT保有者に特別な特典を提供する取り組みなどを行っているため、APE保有者限定のサービスなどが増加すれば、APEの需要も高まっていくことになると期待されます。
各種サービスにおけるインセンティブとしての機能
エイプコイン(ApeCoin/APE)は、APEの機能性の1つとして「インセンティブ」も挙げています。ApeCoinは分散型コミュニティで構成されるプロジェクトであるため、第三者の開発者が自分のサービスやゲームなどのプロジェクトでAPEをインセンティブとして組み込むことも可能です。APEを報酬として提供するサービスが増加すれば、APEの普及やエコシステムの拡大にもつながると期待されます。
「ApeStake.io」でステーキング
エイプコイン(ApeCoin/APE)の保有者は、ApeCoin DAOによって確立されたエイプコインの公式ステーキングプロトコル「ApeStake.io」を利用することによって、ステーキングで報酬を獲得することもできます。APEを長期保有する予定の方はステーキングに参加して保有量を増やすことを検討してみても良いでしょう。
エイプコイン(ApeCoin/APE)の基本情報
基盤ブロックチェーン | Ethereum(ERC20) |
トークン名称 | エイプコイン(ApeCoin) |
ティッカーシンボル | APE |
総供給量 | 1,000,000,000 APE(10億APE) |
発行日 | 2022年2月14日 |
提唱者 | APE Foundation |
承認方式 | Proof-of-Stake(PoS) |
エイプコイン(ApeCoin/APE)の価格・チャート
APEを取扱う暗号資産取引所
エイプコイン(ApeCoin/APE)の取引が可能な暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2024年3月時点)。
【日本国内の暗号資産取引所】
・ビットバンク
・コインチェック
・DMMビットコイン
・ビットフライヤー
・OKCoinJapan
【海外の暗号資産取引所】
・BINANCE(バイナンス)
・Coinbase(コインベース)
・KuCoin(クーコイン)
・Huobi(フォビ)
・OKX(オーケーエックス)
・Bybit(バイビット)
・Bitget(ビットゲット)
・MEXC(エムイーエックスシー)
・CoinEx(コインエックス)
エイプコイン(ApeCoin/APE)対応のウォレット
エイプコイン(ApeCoin/APE)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
・MetaMask(メタマスク)
・Ledger(レジャー)
エイプコイン(ApeCoin/APE)関連リンク
・ApeCoin公式サイト
・ApeCoin公式Twitter
・ApeCoinDAO公式Instagram
・エクスプローラー①(etherscan.io)
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