イーサリアムは長期的には強気傾向
仮想通貨トレーダーのAltcoinSherpa氏は2023年8月12日に公開したYouTube動画の中で、代表的な仮想通貨の1つであるイーサリアム(ETH)の値動きに関する自身の考えを語りました。
イーサリアム(ETH)の価格は2023年1月1日時点で、1,200ドル(約174,000円)付近で推移していたものの、その後は徐々に回復して2023年4月には一時的に2,100ドル(約304,000円)を記録、現在は1,800ドル(約262,000円)前後での推移が続いています。
AltcoinSherpa氏は今回の動画でEMA(指数平滑移動平均線)を用いてイーサリアムの価格予想を行なっており、ETHが今年1月に200EMAを突破して以降そのサポートを維持していることを理由に「現在のETHは週次でまだ強気である」との見解を語っています。
短期的には全体的に不安定な状態
しかし同氏は「EMAを取り除いて見てみると、現在のETHは全体的に不安定な状態にあるように見える」とも指摘しています。
これは現在のイーサリアムが直近の高値を超えることなく一定の範囲内で上昇・下落を繰り返しているためで、”現在の値動きには説得力のあるものがあまりない”ということが説明されています。
AltcoinSherpa氏はこのような動きが「2019年のETH/USD」でも見られたことを報告しており、短期的な価格上昇の後に一定範囲内での上昇・下落があったことを説明しています。
2023年は上昇・下落が続く可能性?
このように語るAltcoinSherpa氏は、2023年後半のETHでも価格の上昇と下落が繰り返される可能性があるとの見解を示しており、「2,500ドル(約362,000円)まで上昇した後に1,500ドル(約217,000円)まで下落しても不思議ではない」と語っています。
AltcoinSherpa氏はイーサリアムが1,000ドル(約145,000円)まで下落することはないと考えているとのことですが、2023年末の崩壊で1,500ドルまで下落しても不思議ではないとしています。
なお、同氏は現在のETHに明確なトレンドが見られないことも強調しており、今後数週間から数ヶ月の動きによるが、現在のETHは一定の価格帯で揺れ動いているだけのように見えるとの見解を示しています。
「2023年後半の価格下落」を予想する意見は複数の著名人から語られており、著名アナリストのベンジャミン・コーエン氏はBTC・ETH・ADAなど複数の仮想通貨の価格下落を予想しています。
コーエン氏も年末の下落を予想