仮想通貨の発展におけるトランプ氏の重要性
米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長であるクリス・ジャンカルロ氏が、先週ワシントンD.C.で開催された仮想通貨政策サミットの中で『ドナルド・トランプ前大統領はすでに”アメリカ初のクリプト(仮想通貨)大統領”という称号を手にしている』と語ったことが、FOX BISINESSなどの報道で明らかになりました。
ドナルド・トランプ氏は今月9日に行われた選挙演説の中で仮想通貨(暗号資産)を支持する様々な発言を行なっており、『あなたが仮想通貨を支持しているのであれば、トランプに投票したほうがいい』と語ったことなどでも注目を集めていました。
トランプ氏の発言などを受けて仮想通貨業界ではトランプ氏に対する期待が高まっていますが、クリス・ジャンカルロ氏はトランプ氏は2017年にアメリカ大統領に就任した時から既に仮想通貨業界で重要な役割を果たしていると説明しています。
大統領就任初年度にビットコイン先物ETFを承認
具体的には「トランプ氏が米大統領に就任した初年度にビットコイン先物ETFがアメリカで承認されたこと」が挙げられていて、トランプ氏はここ最近で仮想通貨を受け入れる発言をしているだけでなく、以前から仮想通貨の採用で重要な役割を果たしているということが説明されています。
また、同氏は「トランプ政権がビットコイン先物ETFを承認したことによって基軸通貨としての地位が強化され、ドルの力が強まった」とも説明しており、先物ETFの承認がビットコイン現物ETFのローンチに繋がったことも説明されています。
なお、ジャンカルロ氏は同氏と他のCFTCメンバーが規制改革の支持で団結した2017年時点で仮想通貨は政治的なものではなかったとも述べています。
トランプ氏は先日のスピーチの中で「仮想通貨に対する敵対的な姿勢を止めたい」との考えも示しており、現大統領で民主党候補のジョー・バイデン氏について「仮想通貨についてバイデン氏に聞いたとしても、彼には何もわからない」ともコメントしています。
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