共同議長にキャンター・フィッツジェラルドCEO
米大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプ氏の選挙陣営は2024年8月16日に、2024年の大統領選挙で勝利した場合に備えた政権移行チームのメンバーを発表しました。
政権移行チームの共同議長には、仮想通貨に前向きなことでも知られる世界的金融サービス会社Cantor Fitzgerald(キャンター・フィッツジェラルド)のハワード・ルトニックCEOが就任すると報告されているため、今回のニュースは仮想通貨業界でも注目を集めています。
共同議長に就任するのはトランプ前政権で中小企業局長を務めたリンダ・マクマホン氏とハワード・ルトニック氏で、名誉議長には副大統領候補のバンス上院議員に加えて、トランプ氏の長男ジュニア氏と、次男エリック氏を起用すると報告されています。
トランプ陣営が大統領移行チームを発表しました。メンバーは以下の通りです。
リンダ・マクマホン氏:共同議長
ハワード・ルトニック氏:共同議長
JDバンス上院議員:名誉議長
ドナルド・トランプ・ジュニア氏:名誉議長
エリック・トランプ氏:名誉議長
キャンターはBTCクジラ?
ハワード・ルトニック氏は「仮想通貨強気派」
ハワード・ルトニック氏は先月開催されたビットコインカンファレンスでも注目を集めた人物で、イベント時には「キャンター・フィッツジェラルドが大量のビットコインを保有していること」や「同社がビットコイン融資事業を開始すること」も明かされています。
また、キャンター・フィッツジェラルドは2021年後半からテザー(Tether/USDT)のカストディアンを務めているとも報告されています。
ハワード・ルトニック氏は”仮想通貨強気派”とも呼ばれる人物で、先月のイベント時には「ビットコインは例外なく、制限なく、世界中で金と同じように自由に取引されるべき」と語ったとも伝えられています。
トランプ政権移行の指導者が発表された。ハワード・ルトニック氏の参加は仮想通貨にとって大きな意味を持つ。彼は昨年、下院共和党会議でステーブルコインについて自ら報告しており、仮想通貨の強気派である。
BTCナッシュビルでは、キャンター・フィッツジェラルドが大規模なBTC融資部門を立ち上げることが発表された。
ドナルド・トランプ氏は「アメリカをビットコイン超大国にする」という計画を語っていて、自身のNFTコレクションを展開したり、ビットコインスニーカーを販売したりするなどの取り組みも行なっているため、トランプ氏が米大統領に就任した場合の制作内容などには注目が集まっています。