メタマスクに「DApps利用時のネットワーク自動切り替え機能」アップグレード報告
複数のブロックチェーンに対応した仮想通貨ウォレットであるMetaMask(メタマスク)が、新たなアップグレードで「ブロックチェーンネットワークを自動で切り替える機能」を導入したことが明らかになりました。
このアップグレードについては2024年8月31日に、XユーザーのMilliΞ氏(@llamaonthebrink)によって以下のように報告されており、その後はメタマスクの公式Xアカウントも同ポストをリポストしています。
Metamask pushed a new upgrade that silently auto switches your network to the selected chain for the dapp you're using.
— MilliΞ (@llamaonthebrink) August 31, 2024
Let's say you have two dapps open, one on Base and one on Arb, if you switch between tabs metamask will silently switch between the two chains as well.
メタマスクが新しいアップグレードを行い、使用しているdAppで選択されたチェーンに自動でネットワークを切り替えるようになりました。
例えば、BaseとArbの2つのdAppsを開いているとすると、タブを切り替えた時にメタマスクが2つのチェーンを自動的に切り替えます。
メタマスクは複数のブロックチェーンに対応したマルチチェーン対応ウォレットとなっていますが、以前まではブロックチェーンが異なるサービスを行き来する際に、毎回メタマスクのネットワークを手動で切り替える必要がありました。
しかし今回のアップグレードでは、異なるブロックチェーンの分散型アプリケーション(DApps)を2つ以上開いている場合に、タブを切り替えるとメタマスク側のネットワークも自動で切り替わるとされているため、複数のDAppsをよりスムーズに利用できるようになると期待されます。
MetaMask(メタマスク)では、ウォレットの利便性を向上させるアップグレードが続けられていて、今年4月には「エアドロップ受取資格の一括確認機能」を追加、8月には「仮想通貨の交換&送金を1ステップで実行できる機能」も追加されています。
最近では、MetaMaskウォレットから直接支払うことができる世界初のマスターカード決済カードとなる「MetaMask Card」の試験運用を開始したことなども報告されているため、今後のさらなる機能拡充や新サービス提供などにも注目です。
メタマスク関連の注目記事はこちら
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用