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DMMビットコイン、事業廃止を正式発表|口座・顧客資産はSBI VCトレードに移管予定

DMMビットコインが事業廃止を正式発表

暗号資産取引所DMMビットコインは2024年12月2日に、顧客資産をSBI VCトレードに移管し、移管完了後にDMMビットコインの事業を廃止する方針を発表しました。

DMMビットコインは仮想通貨の現物取引やレバレッジ取引サービスを提供していましたが、2024年5月31日には当時のレートで約482億円に相当する「4,502.9 BTC」が不正流出する事件が発生していました。

同社はこれを受けて各種サービスを一時停止しており、2024年6月14日には「不正流出したビットコインの全額保証に向けて合計550億円の資金調達を実施し、保証分のBTCを全て調達したこと」も発表していましたが、今回の発表では「暗号資産取引所運営の事業から撤退すること」が正式発表されています。

DMMビットコインは現在も不正流出に関する調査を続けているとのことで、この期間中に暗号資産の出庫や現物買い注文受付などで利用制限を実施していましたが、このような状況が長引くと、ユーザーの利便性を大きく損なうことになるため、開設済み口座と預かり資産をSBI VCトレードに移管することを決定したと説明されています。

口座・預かり資産は2025年3月頃を目途に移管予定

DMMビットコインSBI VCトレードは既に移管について合意しているとのことで、開設済み口座と預かり資産(日本円・暗号資産)は2025年3月頃を目途に全てSBI VCトレード株式会社に移管される予定と説明されています。

ただし、レバレッジ取引における未決済ポジションは移管対象外となるため、移管日前の一定の期日までに全て決済してもらうことを予定しているとのことです。

今後は口座や預かり資産の移管に関する本契約の締結に向けて両社で協議が継続される予定で、具体的な移管日や移管方法など開示すべき事項を決定した場合には速やかに公表すると説明されています。

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Souce:DMMビットコイン公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用