カード利用で最大10%のXRP報酬還元
米国の暗号資産取引所Gemini(ジェミナイ)は2025年8月25日に、Ripple(リップル)との提携を通じて「仮想通貨XRPで報酬がもらえるGeminiクレジットカード」をリリースしたことを発表しました。
ジェミナイはカード決済時にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など50種類以上の仮想通貨の中から好きな銘柄で報酬還元を受けることができる「Gemini Credit Card」を以前から提供していましたが、今回はこのカードのXRP版となる「Gemini Credit Card:XRP Edition」がリリースされています。
このクレジットカードは「WebBank」と共同で発行されるMastercard(マスターカード)ブランドのクレジットカードであり、記事執筆時点では米国とプエルトリコの住民のみが申請できるとされています(※年会費なし、仮想通貨報酬受け取り手数料なし、海外取引手数料なし、報酬は即時付与)。
カードはマスターカード加盟店で使用することが可能で、ガソリン・EV充電・ライドシェアでは最大4%、外食では3%、食料品では2%、その他の買い物では1%のXRP還元を受けられるため、日常的な支払いで仮想通貨XRPを蓄積できる仕組みになっています。
さらに、一部の提携加盟店では「特定の購入で最大10%の還元を受けられる特典」も用意されており、提携加盟店はGeminiアプリ内の「カード特典」セクションで確認できるようになっています。
Meet the Gemini Credit Card, XRP edition.
Designed for enthusiasts, this limited edition metal card gives up to 4% back in XRP instantly. No waiting, just stacking.
Available now 👀 pic.twitter.com/KU1bX7NvDS
— Gemini (@Gemini) August 25, 2025
「Geminiクレジットカード:XRPエディション」が登場
熱心なファンのためにデザインされたこの限定メタルカードは最大4%の報酬をXRPで即時還元します。待ち時間なし、どんどん積み上げていくだけ。
今すぐ利用可能です。
現物取引ペアの基軸通貨に「RLUSD」追加
今回の発表では、Rippleが発行する米ドル担保型のステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」の利用範囲を拡大することも報告されています。
Ripple USD(RLUSD)は2025年5月にGeminiに上場していましたが、今回の利用範囲拡大によって米国ユーザー向けに提供される全ての現物取引ペアの基軸通貨オプションとして「RLUSD」が追加されることになるとのことです。
RLUSDが全ての現物取引ペアの基軸通貨として採用されることによって、余計な変換手順や手数料を排除して、1回の交換だけでRLUSDを他の暗号資産と交換できるようになります。
GeminiがXRP関連サービスを拡充する理由としては“XRPの脅威的な成長率”が挙げられており、「2025年7月27日時点でGeminiクレジットカード利用者のうちXRP報酬を1年以上保有していた人々は、そのリターンが驚異の+453%に達した」と報告されています。
Geminiの共同創業者兼CEOであるタイラー・ウィンクルボス氏は「Geminiクレジットカードは未来の金融への架け橋である」と述べた上で「今回のXRPエディション導入によって、顧客やXRPコミュニティ(XRP Army)がXRPを獲得し、その情熱や忠誠心を表現できる新しい方法を提供する」と語っています。
なお、Geminiクレジットカードは日本では利用できないものの、2021年12月には暗号資産取引所bitFlyer(ビットフライヤー)からBTCが貯まるクレジットカード「bitFlyer クレカ」がリリースされています。
仮想通貨報酬還元機能付きのクレジットカードを利用すれば、日常的な買い物を通じて手軽に仮想通貨を貯めることができるため、このようなサービスが増加すれば、仮想通貨をより気軽に蓄積できるようになり、仮想通貨の普及も加速すると期待されます。
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source:Gemini発表
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