Libra協会:独立した「技術運営委員会」を設立|専門家チームで開発・設計を監督
リブラ協会(Libra Association)は、2020年1月16日にLibraネットワークの技術開発や設計を監督する「技術運営委員会(TSC)」を設立し、フィンテック・ブロックチェーンの専門家5名を委員会メンバーとして選出したことを発表しました。
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Libra関連企業の幹部らが参加
Libra協会が新しく立ち上げた「技術運営委員会(TSC)」は、Libraネットワークの技術開発や設計を監督する専門家チームであり、
・Libraネットワークの技術的なロードマップの指示
・特定の問題を迅速に解決するためのワーキンググループ形成
・コードベース開発の指導
・Libra開発者コミュニティの構築
などを行うと説明されています。
技術運営委員会(TSC)のメンバーには、それぞれが独自の知識や知見を生かしてプロジェクトに貴重な専門知識を提供できるように、Libra協会に参加している企業の中からフィンテックやブロックチェーンの以下の専門家5名が選出されています。
・Diogo Monica(ディオゴ・モニカ)氏【Anchorage共同設立者】
・George Cabrera III(ジョージ・カブレラ三世)氏【Calibraコアプロダクト責任者】
・Joe Lallouz(ジョー・ラルーズ)氏【Bison Trails創業者兼CEO】
・Nick Grossman(ニック・グロスマン)氏【Union Square Venturesパートナー】
・Ric Shreves(リック・シュリーブス)氏【Mercy Corpsディレクター】
「特定の組織によって管理されない分散型のネットワーク構築」を目指しているLibra協会は、今回の"独立した委員会"の立ち上げがこの目標に沿ったものだと説明しています。
技術運営委員会は2020年第1四半期に「技術ガバナンスのフレームワーク」と「関連文章」を公開する予定だと報告されています。このフレームワークには「オープンソース・コミュニティが技術的な変更を提案できるプロセスと、そのような提案を評価するための透明性のあるプロセスが含まれる」と説明されています。