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BINANCE:中国・コロナウイルス被害者支援で「1,000万元」を寄付


仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏は、2020年1月26日のツイートで中国・武漢市を中心に被害が拡大している「新型コロナウイルス」の被害者を支援するために”1,000万元(約1億5,700万円)”を寄付することを明らかにしました。

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コロナウイルス被害者支援「仮想通貨は使用せず」

中国の武漢市では現在、新型コロナウイルスによる肺炎の被害が拡大しており、2020年1月25日時点でも患者数は1,300人、死者数は41人に達したと報告されています。地元の衛生当局は、患者を受け入れるため専門病院の新設を急いでいますが、物資不足などから医療現場の対応が追いついておらず、院内感染や感染地域拡大などのリスクも高まってきています。

このような状況を解決するために世界各地では「コロナウイルスの被害者を支援するための募金・寄付活動」が進められていますが、大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏も『BINANCEはコロナウイルスの被害者を支援するために1,000万元(約1億5,700万円)を寄付することを約束した』と報告しています。

同氏は「Sino Global Capital」のCEOであるMatthew Graham氏が「コロナウイルス被害者を支援するための仮想通貨寄付アドレス」をツイートしたものに返信する形でこのことを明らかにしていますが、『今回の件に関しては”仮想通貨”で寄付を行うのは現実的ではない』と説明しています。


武漢の場合、仮想通貨で寄付を行うのは現実的ではありません。

BINANCEはコロナウイルスの被害者を支援するために1,000万元を寄付することを約束しました。

発表は行いませんでしたが、BCF/Binanceチームはここ数日間多忙な日々を送っています。

現地で物資を手配するにはまだ助けが必要です。🙋‍♀️

中国は仮想通貨に対して厳しい規制が設けられているため、仮想通貨で寄付を行った場合には「スムーズに換金ができない」などといった問題が発生すると予想されます。BINANCEが行なったこれまでの支援活動では仮想通貨による送金が行われていましたが、今回はそのようなことを考慮して仮想通貨の使用を避けたのだと予想されます。

慈善活動団体である「Binance Charity Foundation(BCF)」を立ち上げているBINANCEは、過去数年間でも積極的に支援活動を行なってきており、2018年には「西日本豪雨災害の被害を受けた被災地に合計1億5,000万円相当の寄付を行ったこと」も発表されています。