暗号資産取引所「Coincheck(コインチェック)」は2020年9月9日に、同社が先日発表した「NFTマーケットプレイス」の事業において「Enjin Pte Ltd.」との連携を開始したことを発表しました。コインチェックはEnjinが提供するブロックチェーン資産発行ツール「Enjin Platform」を通じて発行された大人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」で利用可能なNFTを「NFTマーケットプレイス」で取り扱うことを目指すと説明しています。
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「Minecraftで利用可能なNFT」取扱いへ
Coincheck(コインチェック)は2020年8月27日に、ブロックチェーン技術を用いて発行される代替不可能なデジタル資産「NFT(Non-fungible token)」を暗号資産と交換することができる国内初の新サービス「NFTマーケットプレイス」を立ち上げる計画を発表しており、現在はNFTマーケットプレイスへの参加企業を募集しています。
今回の発表では、これらの取り組みの一貫としてシンガポールに本社を構える「Enjin Pte Ltd.」との連携を開始したことが報告されています。コインチェックは「Enjin Pte Ltd.」との連携を通じて、Enjinが提供するブロックチェーン資産発行ツール「Enjin Platform」を通じて発行された大人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト/マイクラ)」で利用可能なNFTを「NFTマーケットプレイス」で取り扱うことを目指すと説明しています。
エンジン(Enjin/ENJ)は今年5月に、20万以上存在する「Minecraft」のサーバーとブロックチェーンの連携を可能にするプラグインである「EnjinCraft(エンジンクラフト)」をリリースしており、マインクラフトのゲーム内でNFTアイテムを使用したり、それらのNFTを外部のサービスで取引したりできる環境を構築していました。
コインチェックの「NFTマーケットプレイス」でこれらのNFTがサポートされることによって、コインチェックやマインクラフトの利用者は「Enjin Platform」を通じて発行されたマインクラフトのNFTをコインチェックで取引できるようになると期待されます。
「NFTマーケットプレイス」参加企業、現在も募集中
コインチェックが2020年内のサービス開始を予定している「NFTマーケットプレイス」では、ブロックチェーンゲームのゲーム内アイテムだけでなく、スポーツ選手のカード・美術品・不動産などといった様々な種類のNFTを取り扱うことが想定されています。
Coincheckは現在も「NFTマーケットプレイス」に参加する企業を募集しているため、今後はさらに多くの連携が発表され、NFTマーケットプレイスのサービスも充実していくことになると予想されます。
コインチェックは日本国内で最も多い種類の暗号資産を取り扱っており、仮想通貨取引以外のサービスも提供していますが、「NFTマーケットプレイス」の提供が開始されればさらに多くのデジタル資産が取引できるようになるため、今後のさらなる発表にも注目です。
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