暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2020年12月4日に、既存のネム(NEM/XEM)保有者に対して配布される予定となっているシンボル(Symbol)のネイティブトークン「XYM(ジム)」を、同取引所の対象ユーザーに付与する方針を明らかにしました。
(追記:2021年2月24日)Symbolのメインネット公開日・スナップショット実施日が確定しました。詳しくは「こちらの記事」をご覧ください。
(追記:2021年3月5日)スナップショットに伴う「XEM入出金の一時停止」について、最新のスケジュールが発表されました。詳しくは「こちらの記事」をご覧ください。
スナップショット前には「XEMの入出金」を一時停止
ネム(NEM/XEM)は2021年1月14日頃に新しいブロックチェーン・仮想通貨である「シンボル(Symbol/XYM)」をリリースすることを予定しており、これに伴い既存のXEM保有者に対して「1XEM=1XYM」の割合でXYMを付与することを予定していますが、BINANCEは今回バイナンスでXEMを保有しているユーザーに対してXYMを付与する方針を明らかにしています。
シンボル(Symbol/XYM)を受け取るためにはXEM保有者が「オプトイン申請」を行う必要がありますが、BINANCEはユーザーのXEMをまとめて管理しているため、今回はBINANCEがユーザーの代わりにオプトインを代行してXYMを受け取った後に各ユーザーにXYMを配布する対応が取られることになっています。
各ユーザーのXEM保有量を記録するための”スナップショット”はブロック高3,025,200に達する日本時間2021年1月14日20時07分頃に実施される予定となっているため、BINANCEでXYM配布を受けるためにはこの時間帯にBINANCEのウォレットでXEMを保有しておく必要があります。
なお、BINANCEはスナップショット撮影に伴い、日本時間2021年1月14日13時00分から「XEMの入出金サービス」を一時停止し、スナップショット撮影後に入出金サービスを再開すると説明しています。ただし、スナップショット時点で入金が保留されているXEMは残高にカウントされないため『入金する場合には時間に十分余裕を持って行うように』と注意喚起がなされています。
BINANCEは今回『XYMを対象者に配布する』と発表しているものの、「XYMの取引と上場」については『他のコイン・トークンに対して行うのと同じ厳格な上場レビュープロセスを取る』と説明しています。
バイナンスで「XYMの取引サービス」が開始されるかは現時点では不明となっていますが、BINANCEにXEMを預けておけばXYMを受け取ることができるため、スナップショットのタイミングが近くと「BINANCEへのXEM移動」や「BINANCEでのXEM買い」の動きが強まる可能性があると予想されます。
こちらの記事もあわせてどうぞ
2020年12月5日|ネム(NEM/XEM)の価格
ネム(NEM/XEM)の価格は今年7月末頃まで5円前後で推移していたものの、その後は順調に回復してきており、2020年12月5日時点では「1XEM=27.43円」で取引されています。