BINANCE「XRP保有者に対するSparkトークン付与」の対応方針を発表

by BITTIMES   

暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2020年11月25日に、XRP保有者を対象として実施される「Flare Networks(フレア・ ネットワークス)のSparkトークン付与」に対応する方針を明らかにしました。BINANCEはSparkトークン付与にあたり、スナップショット実施の2時間前に"XRPの入出金"を一時停止すると説明しています。

BINANCE「Sparkトークンの付与」対応へ

BINANCE(バイナンス)は2020年11月25日に、XRP Ledger上にスマートコントラクトを実装することを目指しているプロジェクト「Flare Networks(フレア・ ネットワークス)」が実施する"XRP保有者に対するSparkトークン付与"に対応する方針を明らかにしました。

Sparkトークンのエアドロップ(無料配布)では、日本時間2020年12月12日午前9時00分頃にXRP保有量を記録するためのスナップショットが実施され、この時のXRP保有量に基づいて「1XRP=1SPARK」の割合で"受け取り申請を行ったユーザー(ウォレット)"にSparkトークンが付与されることになっていますが、BINANCEがSparkトークン付与に対応したことによって、BINANCEのウォレットでXRPを保管しているユーザーもSPARKを受け取ることができるようになりました。

スナップショット2時間前に「XRPの入出金」を停止

BINANCEはスナップショット撮影時刻の2時間前にあたる「日本時間2020年12月12日午前7時00分」にXRPの入出金を停止すると説明しており、その後は以下のような計算に基づいてSPARKを付与すると発表しています。なお、スナップショットが完了するとXRPの入出金が再開されるとのことです。

【BINANCEにおけるSPARK付与数量の計算式】
ユーザーA=スナップショット時にユーザーAが保有しているXRP数量÷スナップショット時にBINANCEが保有しているXRPの合計×エアドロップでBINANCEが受け取ったSPARKの合計数量

「SPARKトークンの配布時期」について

SPARKトークンの配布時期については『プロジェクトがXRP保有者へのSPARKトークン配布を完了した後にBINANCEはSPARKトークンを配布する。配布が完了次第、追って報告する』と説明されています。

なお、Flare Networks社からのSPARKトークン付与時には、SPARK受取資格を有するユーザーに対してまず初めに「保有するXRPの15%に相当するSPARK」が付与される予定となっており、残りの85%は最低25ヶ月・最大34ヶ月の期間にかけて順次分配される予定となっています。

「SPARKトークンの上場・取引」について

「SPARKトークンの上場・取引」に関しては『BINANCEが他のコイン・トークンに対して実施するのと同じ厳格な上場レビュープロセスを辿ることになる』と説明されており、『エアドロップのサポートはSPARKの上場を保証するものではない』と補足説明がなされています。

日本国内取引所は「Flare Networks」と協議中

日本国内の暗号資産取引所は「SPARKトークンの付与」について、2020年11月25日の共同声明で『顧客資産保護、顧客メリット最大化を目的として、国内事業者12社(オブザーバー1社)で協調し、Flare Networksとの協議を行なっている』と説明しています。

XRPを取り扱っている国内取引所は以前からSPARKトークン付与に対応できるよう努めていることを報告していますが、日本では新規暗号資産の上場などで厳しい審査基準が設けられているため、"明確な対応方針を出せない状態"が続いています。

25日の共同声明では『交渉に進捗がありましたら、参加各社のお知らせサイトより、適宜アナウンスを行います』と説明されていたためスナップショット前までには新たな発表が行われると予想されますが、国内取引所がSPARK付与に対応できなかった場合には、BINANCEのような海外取引所に国内取引所のXRPが流れてしまう可能性があるため懸念の声もでています。

また、仮に海外取引所でXRPを保管していたとしても、付与されるSPARKの85%は最低25ヶ月・最大34ヶ月の期間にかけて順次分配される予定となっているため『付与期間中に海外取引所が利用できなくなる』といった懸念もあり、税金関連の手続きが複雑化してしまう可能性もあるため注意が必要です。

>>「BINANCE」の公式発表はこちら

2020年11月26日|エックスアールピー(XRP)の価格

XRP (XRP)
297.62 JPY (14.14%)
0.00002458 BTC
RANK

4
MARKET CAP

¥17.34 T JPY
VOLUME

¥1.29 T JPY

エックスアールピー(XRP)の価格は先日24日に74円付近まで高騰したものの、その後はやや下落しており、2020年11月26日時点では「1XRP=58.24円」で取引されています。

2020年11月12日〜2020年11月26日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)2020年11月12日〜2020年11月26日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)

仮想通貨ニュース|新着

アービトラム、ガバナンス投票権買収で懸念広がる|従来のDAOモデル崩壊かNEW

アービトラム、ガバナンス投票権買収で懸念広がる|従来のDAOモデル崩壊か

トランプ大統領の対中関税104%「ビットコインにとって好材料」ティム・ドレイパー氏NEW

トランプ大統領の対中関税104%「ビットコインにとって好材料」ティム・ドレイパー氏

マスターカード、1.5億以上の加盟店で「ビットコイン決済」が可能に|クラーケンと提携NEW

マスターカード、1.5億以上の加盟店で「ビットコイン決済」が可能に|クラーケンと提携

プライバシー重視のカルダノサイドチェーン「Midnight」8つのウォレットパートナー発表NEW

プライバシー重視のカルダノサイドチェーン「Midnight」8つのウォレットパートナー発表

トランプ氏関与プロジェクトWLFI、ステーブルコイン「USD1」エアドロップを提案

トランプ氏関与プロジェクトWLFI、ステーブルコイン「USD1」エアドロップを提案

韓国、年金基金の取引管理にブロックチェーン導入を検討=報道

韓国、年金基金の取引管理にブロックチェーン導入を検討=報道

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

ビットコイン、関税の嵐を乗り切る「安全資産」としての可能性|バイナンスレポートまとめ

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

仮想通貨市場も急落「米国関税の90日間停止」を要求|パースカント社CEOビル・アックマン氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

「金とビットコインが新たな準備資産に」米国債と株式の時代は終焉へ|アーサー・ヘイズ氏

ビットコイン価格8万ドル割れ、ブラックマンデー再来で上昇予測も

ビットコイン価格8万ドル割れ、ブラックマンデー再来で上昇予測も

「ビットコインはヘッジとして機能」ウォール街が暴落する中でBTCが支持を得る

「ビットコインはヘッジとして機能」ウォール街が暴落する中でBTCが支持を得る

トランプ関税ショックでビットコイン価格急落|仮想通貨市場は回復するのか

トランプ関税ショックでビットコイン価格急落|仮想通貨市場は回復するのか