ビットメイン「中国本土へのマイニングマシン出荷停止」を発表
仮想通貨マイニング機器を製造している大手メーカー「BITMAIN(ビットメイン)」は2021年10月10日に、中国で仮想通貨関連の規制が強化されたことを受けて、2021年10月11日から香港・台湾を除く中国本土へのマイニングマシン出荷を停止することを発表しました。
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中国への出荷を停止し、Antboxの供給増やす
BITMAIN(ビットメイン)は2021年10月10日に、中国で仮想通貨関連の規制が強化されたことを受けて、2021年10月11日から香港・台湾を除く中国本土へのマイニングマシン出荷を停止することを発表しました。
ビットメインはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をマイニングすることができる「Antminer(アントマイナー)」と呼ばれるマイニングマシンなどを販売していますが、これらのマイニング機器は2021年10月11日から香港・台湾を除く中国本土に出荷されなくなるとのことです。
また、既にビットメインのマイニングマシンを購入している中国本土の顧客には、同社スタッフが連絡を行った上で代用品が提供されることになるとも説明されています。
なお、今回の発表では『この出荷制限対応は海外市場の顧客には影響を与えない』とも説明されており、海外でのマイニング施設建設を加速するために、データセンター向けユニットである「Antbox(アントボックス)」の供給を増やしたとも報告されています。
中国の仮想通貨規制強化によってビットコインのハッシュレート(マイニングに使われる演算能力)は一時的に大きく低下したものの、中国の規制強化は「中国国外マイナーのマイニング市場参入機会」にもなっているため、2021年7月2日以降はビットコインのハッシュレートも回復してきています。
2021年1月1日〜2021年10月10日 ビットコインの平均ハッシュレート(画像:Glassnode)