Ripple社がVCファンド「Xpring」を発表|XRP関連企業を支援

仮想通貨リップル(XRP)を開発しているRipple社は『Xpring (スプリング)』と呼ばれる新しいプロジェクトを発表しました。このプロジェクトはXRPの製品開発とサービスを行う企業に財務的支援を提供します。

リップル(XRP)は現在さまざまな銀行で使用されテストされていますが、それ以上のものではないため、同社はXpringでその状況を変えようとしています。

Ripple社はXpringを通じてデジタル資産XRPおよびXRP元帳を利用する企業への投資、創出、取得、助成金を提供します。

リップルのチームは公式の声明で次のように述べています。

「XRP Ledgerコードベースに対しての主要な貢献者でありXRPの大きな保有者である私たちには、起業家や開発者から、XRP関連のプロジェクトに対してのなんらかのサポートが欲しいという声が、よく寄せられます。そして非投機的なユースケースを牽引する数少ないブロックチェーン企業の一つとして、私たちは起業家たちを意味のある形でサポートできる独特な立場にいると考えています。」

また、Ripple社はXpringとRippleの開発者プログラムを率いる上級副社長としてEthan Beard(イーサン・ビアード)氏を迎え入れました。

イーサン氏は2009年から2012年にFacebook Developer Networkのディレクターを務めており、Facebook APIの世界的な開発者関係、営業、製品マーケティングを監督していました。

Facebookの前は、ソーシャルメディアのディレクター、Googleの新しいビジネス開発担当ディレクターを務めています。

イーサン氏は次のように述べています。

「私は新興企業が新技術や開発を活用して成長するのを手助けしています。フェイスブックでは、ゲーム、音楽、ニュースなどの分野の企業が、私たちのプラットフォームを大企業に利用することができました」

「ブロックチェーンとデジタル資産は重要な問題を解決する能力を持ち、速度、スケーラビリティ、現実のユースケースを実証したXRPは、スタートアップや起業家がビジネスを構築するための素晴らしいツールです」

Xpringは現在初期段階であり、チームは100以上の企業とプロジェクトのパイプラインを慎重に評価しているとのことです。

既にRippleはいくつかのプロジェクト出資していることを発表しています。
先月はブロックチェーンキャピタルが1億5,000万ドルを調達したベンチャーキャピタルファンドに2500万ドル相当のXRPを投資しました。

Blockchain Capitalは現在、Coinbase、Circle、Krakenなどの企業への投資を含め、3億5000万ドル以上の資産を管理しています。

XRPトークンは現在も成長を続けていますがユースケースが限られているため、新しいイニシアチブはすでに大きな時価総額を補うことができます。また、新しいプロジェクトが製品を作り、Rippleからのサポートを得るための資金を確保するのに役立ちます。

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