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関東財務局「エクシア・デジタル・アセット」に対する業務停止命令を延長


関東財務局は2022年12月27日に、暗号資産取引所「c0ban取引所」を運営している暗号資産交換業者「エクシア・デジタル・アセット」に対する業務停止命令を2023年1月31日まで延長したことを発表しました。

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業務停止期間を「2023年1月31日」まで延長

関東財務局は2022年12月27日に、暗号資産取引所「c0ban取引所」を運営している暗号資産交換業者「エクシア・デジタル・アセット」に対する業務停止命令を2023年1月31日まで延長したことを発表しました。

エクシア・デジタル・アセットは2022年11月30日に、資金不足や運営体制に問題があることなどを理由として、関東財務局から「業務停止命令」と「業務改善命令」を受けていました。業務停止命令の対象期間中は「暗号資産交換業に関する業務」や「新たに利用者から財産を受け入れる業務」などが停止されています。

業務停止命令の期間は元々「2022年12月31日までの間」とされていましたが、この期限までに暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制を維持するための態勢を整備できる見通しが立っていないことから、業務停止期間を2023年1月31日まで延長したと報告されています。

ただし、今回の発表では「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制を維持するための具体的な態勢の整備が確認された場合には、業務停止期間が短縮される」ということも説明されているため、今後準備が順調に進んだ場合には業務停止期間が短縮される可能性もあります。

エクシア・デジタル・アセットは以前の行政処分を受けた後、2022年12月6日に「外部から資金援助を受けることにより資金不足の解消を図ること」や「移転先を確保し年内に移転を行うこと」などを内容とする業務改善計画を当局に提出していたとのことですが、関東財務局はこれについて『現時点では、システム委託費を含む運転資金を継続的に確保し、取引システムを安全かつ安定的に稼働させていくこと等について具体的な見通しが立っているとは認められない』と指摘しています。

当該行政処分を受けて、エクシア・デジタル・アセットは、令和4年12月6日、外部から資金援助を受けることにより資金不足の解消を図ること、移転先を確保し年内に移転を行うこと等を内容とする業務改善計画を当局に提出したが、現状は、当面の運転資金の確保に目処を付ける一方、今後の運転資金の確保については、支援予定先との間で交渉を行っている段階にある。

このため、現時点では、システム委託費を含む運転資金を継続的に確保し、取引システムを安全かつ安定的に稼働させていくこと等について具体的な見通しが立っているとは認められないほか、移転先における業務執行体制の確立は来年1月以降の予定となっている。

こうした中、エクシア・デジタル・アセットに対して令和4年11月30日付で発出した業務停止命令の期限が12月31日に到来するが、上記のとおり、エクシア・デジタル・アセットは、当該期限までに暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制を維持するための態勢を整備できる見通しが立っておらず、業務改善命令事項への対応を含め、具体的な態勢整備の状況については、今後の業務改善計画の実行状況等を確認し判断する必要がある。

このような当社の状況は、法第63条の5第1項第4号に定める「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていない」状況に該当すると認められることから、法第63条の17第1項の規定に基づく業務停止命令を発出するものである。

なお、日本では暗号資産取引所「FTX Japan」も業務停止命令・業務改善命令を受けていますが、FTX Japanに対する業務停止命令も2023年3月9日まで延長されています。

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