暗号資産取引所「SBI VC Trade」は2023年1月6日に、Flare Networksが2023年1月9日から配布を開始するFLRトークンの付与・取扱い方針について続報を発表しました。同社は現時点でFLRトークンの売買・入出庫サービスを予定していないとのことですが、今月17日にはユーザー自身でFlareトークン保有数量を確認できる残高確認システムがリリースされる予定だと報告されています。
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FLR売買の予定はなし、残高確認システム公開へ
SBI VC Trade(SBI VCトレード)は2023年1月6日に、Flare Networksが2023年1月9日から配布を開始するFLRトークンの付与・取扱い方針について続報を発表しました。
配布確認後はコールドウォレットで管理
同社は以前の発表で『Flare Networksのトークン配布イベントから2週間以内に、対象となるユーザーにFlareトークンの配布を行う』と説明していましたが、今回の発表では「Flare社との契約が完了し、Flare Foundationから自社にFlareが配布され次第、コールドウォレットにて管理。自社にFlareが配布されたら改めて案内を行う」との説明が行われています。
FLRトークン配布対象者は「日本時間2020年12月12日午前6時のスナップショット時に旧VCTRADEの口座でXRPを保有していて、付与時点でも同社口座を通常通り利用できる方」となっており、同社が提供していたハードウェアウォレットである「Cool X Wallet」で保管されていたXRPは対象外になるとも説明されています。
FLRトークンの配布数量について
最初に付与される数量は「予定されている総付与数量の15%」となっており、残りの85%はFlare Foundationのガバナンス投票で決定される予定となっています。SBI VCトレードは残りの85%分も同社経由でユーザーに付与できるよう対応を進めていくとのことです。
トークン配布イベントで配布されたFLRの66%がユーザーに配布されると1週間の通知期間が開始されます。この1週間で投票が行われ、Flare社が提案している付与方法の可決もしくは否決が決定される見込みです。
【可決した場合の付与方法】
提案が可決した場合は、FlareネットワークのAirDrop専用の仕組みにFlareトークンを預けることで残り85%分のFlareトークンが37か月に分割して付与されます。SBI VCトレードでは同社のレンディングサービスである「貸コイン」のサービスを利用して残りのFlareトークンを付与していく方針を検討していると説明されています。
【否決した場合の付与方法】
提案が否決した場合は、最初のエアドロップ分が付与されたアドレスに、残り85%分のFlareトークンが30か月分割して付与されることになります。SBI VCトレードは、Flare FoundationからFlareトークンを受け取り次第、対象者に随時付与する方針を検討しているとのことです。
残高確認システムを17日にリリース予定
SBI VCトレードは、ユーザー自身でFlareトークン保有数量を確認できる残高確認システムを2023年1月17日にリリースする予定だと説明しています。また、月次の残高報告書も発行される予定となっています。
売買・入出庫は予定なし|出庫は実施検討
Flareトークンは日本国内の複数の取引所に上場する予定となっていますが、SBI VCトレードは『売買や入出庫は現時点で予定していない』と説明しています。ただし、出庫に関しては今後対応できるよう検討しているとのことです。