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ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2023年2月12日〜18日


2023年2月12日〜18日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

こちらから読む:2023年2月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧

コインチェック「FNCTのIEO詳細」を発表

コインチェック(Coincheck)は2023年2月15日に、同社が提供しているIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」で、2023年2月21日からFiNANCiE(フィナンシェ)が発行するフィナンシェトークン(FNCT)の購入申し込みを受付開始することを発表しました。

フィナンシェトークン(FNCT)の購入申込期間は「2023年2月21日12:00〜2023年3月7日12:00まで」となっており、2023年3月8日~2023年3月9日にはFNCTの受渡しと抽選結果通知を実施、2023年3月16日12:00にはCoincheck取引所でFNCTの取扱いが開始される予定となっています。

Astar×Sony「Web3インキュベーションプログラム」発表

アスターネットワーク(Astar Network/ASTR)の創設者である渡辺創太氏は2023年2月17日に、同氏が設立した「Startale Labs」が「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」と協業して、Web3プロジェクトのインキュベーションプログラムを開始することを発表しました。

「Startale Labs」と「ソニーネットワークコミュニケーションズ」は、2023年3月中旬〜6月中旬までの期間にかけて『Web3 Incubation Program Powered by Sony Network Communications and Astar』を共同開催するとのことで、17日からはインキュベーション参加企業の募集も開始されています。

日本銀行:4月からCBDCのパイロット実験開始

日本銀行は2023年2月17日に、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の概念実証を2023年3月に終了して、予定通り2023年4月から「パイロット実験」を開始することを発表しました。

パイロット実験の目的としては「現在行っている概念実証では検証しきれない技術的な実現可能性を検証すること」や「技術・運用の両方で民間事業者の技術や知見を活用しながら、社会的に実装することになった場合の設計に活かしていくこと」などが挙げられています。

HashPalette「De:LitheΦ」のNFT購入者に返金対応

HashPalette(ハッシュパレット)は2023年2月15日に、HashGamesが開発中のブロックチェーンゲーム「De:LitheΦ 〜幻想のラビリンス〜」のリリース時期が見通せない状況になったことを報告し、対象商品(NFT)を購入したユーザーに対して返金を実施することを発表しました。

HashPaletteは2月17日に、NFTマーケットプレイス「tofuNFT」などを運営している「COINJINJA」とパートナーシップ・チェーン提携を締結したことも発表しています。

Paxos:BUSDの新規発行停止へ

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)がステーブルコイン「BUSD」や「USDP」を発行しているPaxos(パクソス)に対して『Binance USD(BUSD)の新規発行を停止するように』と指示したことが明らかになりました。

BINANCE(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏はこの件について「BUSDは準備金に保護されていて準備金も監査済み、償還も行われるためユーザー資産は安全」と説明しており、「BINANCEは当面BUSDをサポートし続けるが、ユーザーがBUSDを離れることが予想されるため、BUSD取引ペアはやめて他のステーブルコインに移行する可能性もある」とコメントしています。

フィッシングメール・偽アプリに要注意

ドメインサービスの「Namecheap」のメールアカウントが侵害されたことによって、仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」などを装ったフィッシングメールが複数の個人に大量送信されていることが明らかになりました。フィッシングメールはリカバリーフレーズ・秘密鍵・個人情報などを盗み取ろうとする内容になっているとのことで、MetaMaskからも注意喚起がなされています。

また今月16日には、ビットコイン(BTC)などの技術も活用している分散型SNS「Damus」が、Google Playストアで「Damusの偽アプリ」が公開されていることを報告して『DamusはiOS/macOS版のみしか提供されていない』と注意喚起を行っています。

ビットコインの強気予想が増加

米国の暗号資産ヘッジファンド「Pantera Capital(パンテラ・キャピタル)」の創業者兼マネージングパートナーであるDan Morehead(ダン・モアヘッド)氏は2023年2月10日に、ビットコイン(BTC)をはじめとする暗号資産は次の強気相場サイクルに入っているとの考えを示しました。

ここ最近では仮想通貨の強気予想が増えてきており、Galaxy Digitalの創設者Michael Novogratz氏は『BTCの価格が2023年3月末までに30,000ドル(約404万円)まで回復する可能性は十分ある』とコメント、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者であるRobert Kiyosaki氏は『BTC価格は2025年までに50万ドル(約6,600万円)に上昇する』との予想を語っています。