ここ最近では、人工知能(AI)を活用した「ChatGPT」などのサービスが注目を集めていますが、仮想通貨業界では暗号資産・ブロックチェーン・NFTなどのWeb3技術を活用した人工知能アルゴリズムを展開している「クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)」が注目を集めています。
この記事では、クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・対応ウォレット・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。
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クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)とは?
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)とは、人工知能(AI)の開発に特化したイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンプロジェクトであり、GPTはネットワーク手数料の支払い・各種決済・報酬などで使用されるCryptoGPTのユーティリティトークンです。
人工知能(AI)は世界中で研究・開発が進められている注目の技術となっていますが、CryptoGPTはこのAI開発に暗号資産やブロックチェーンを組み合わせることによって、一般ユーザーがAIデータで収益化を図ることができる「AI to Earn」の仕組みを構築しています。
CryptoGPTは、OpenAIによって開発された人工知能アルゴリズム「GPT(Generative Pre-trained Trensformer)」をベースにした人工知能アルゴリズムを提供しています。CryptoGPTが提供するアルゴリズムは暗号技術と自然言語処理を組み合わせた人工知能アルゴリズムとなっており、自然言語で書かれたテキストを解析し、その意味を理解して回答を生成することができます。
この人工知能アルゴリズムは様々な分野での質問応答やチャットボットなどの応用が期待されていて、最近では暗号資産の価格予想などの分野でも利用されています。CryptoGPTの公式サイトでは「Alex」と呼ばれるAIチャットボットが提供されており、日本語でも利用することが可能となっています。
CryptoGPTの運営には、アリババグループの出身者やRipple社の出身者なども含まれており、2023年4月11日にはシリーズA投資ラウンドでアジア最大級のマーケットメーカー・投資会社である「DWF Labs」から1,000万ドル(13億円)の資金を調達しているため、今後の成長には期待が高まっています。
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)の特徴
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)の特徴・機能としては以下のような点が挙げられます。
暗号資産などを活用したAI関連のプロジェクト
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)は「暗号資産・ブロックチェーン・NFTなどのWeb3技術を活用した人工知能(AI)関連のプロジェクト」として注目を集めています。世界では「ChatGPT」や「GPT-4」などの人工知能チャットボットが注目されていますが、CryptoGPTはそのようなAIチャットボットにWeb3技術を組み合わせています。
一般的なAIチャットボットは無料または有料でサービスを利用するのが一般的ですが、CryptoGPTはAIチャットボットを提供するだけでなく、AIデータを提供した人に対価としてGPTトークンの報酬を付与する仕組みを採用しています。CryptoGPTを活用すれば、日常生活で発生する様々なAIデータを収入源に変えることができるため、収益性の面でも注目されています。
日本語対応のAIチャットボット「Alex」
CryptoGPTの公式サイトでは、無料で利用できる日本語対応のAIチャットボット「Alex」が提供されています。Alexはテキスト形式で質問応答を行うことができるAIチャットボットであり、質問欄に質問や文章を書いて問いかけを行うと、わずか数秒ほどで回答が得られるようになっています。
実際に「Alex」に対して『CryptoGPTのAlexとは何ですか?』と問いかけを行ったところ、以下のような回答が得られました。なお、この質問と回答も全て日本語で行われたものです。
Alex:
CryptoGPTのAlexとは、仮想通貨の相場予測を行うために開発された、自然言語処理技術を使用したAIアシスタントです。Alexは、仮想通貨市場に関する最新情報を収集し、分析して、将来の価格変動を予測することができます。CryptoGPTのAlexは、投資家やトレーダーにとって有用な情報を提供することができるため、人気があります。
AIデータで収益化できる「AI to Earn」
CryptoGPTの大きな特徴の1つとしては、AIデータで収益化できる「AI to Earn」の仕組みが挙げられます。AI開発では”基盤となるデータの収集”が非常に重要となりますが、CryptoGPTはユーザーが自分のデータを所有・売買して収益化できる仕組みを採用しています。
具体的には、フィットネス・デート・ゲーム・教育など様々なアプリを通じて得られるデータを所有・収益化するためのモジュールが開発されており、CryptoGPTがそれらのデータをキャプチャしてパッケージ化、ユーザーはそのデータを販売して収益を得ることができる仕組みとなっています。
データを保存する「AI Data Capsule NFT」
CryptoGPTでは、AIデータを保存してデータカプセルとして提供する独自のNFT「AI Data Capsule NFT」も提供されています。個人データはこのAIカプセルに記録される仕組みで、多くのAIカプセルを保有すればより多くの収益が得られる仕組みとなっています。
AIボックスには、レアリティ+統計化されたランダムのAIカプセルがあり、AIカプセルには「3種類のステータス」と「5つのレアリティ」が存在します。
ステーキング可能なユーティリティトークン「GPT」
CryptoGPTでは、ステーキングも可能なユーティリティトークンである「GPT」が発行されています。GPTはERC20・BEP20のトークン規格で流通している仮想通貨であり、CryptoGPTにおけるガス代(手数料)の支払い・各種決済・報酬などで使用されます。
GPTは既に複数の暗号資産取引所に上場しているため、そのような取引所を通じて売買することが可能で、CryptoGPT公式サイトのステーキングページにアクセスすれば、ステーキングに参加して追加の報酬を得ることも可能となっています。
「zkRollup」を採用したレイヤー2ネットワーク
CryptoGPTは“ゼロ知識証明”と呼ばれる技術を活用したイーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューション「zkRollup」を使用したレイヤー2ネットワークとなっています。
仮想通貨・ブロックチェーン業界では安全性・速度・コストが特に重要視されますが、CryptoGPTは”zkロールアップ”の技術を活用することによって・安全・高速・安価な取引環境を実現しています。
ユーザー・開発者・企業向けのツール
CryptoGPTのプロジェクトでは「Launcher・SDK・core」と呼ばれるユーザー・開発者・企業向けのツールも提供されます。各種ツールについては以下のように説明されています。
・CryptoGPT Launcher(アプリストア)
「CryptoGPT Launcher」はインターネット上のすべての人が利用可能です。どのエコシステムのアプリでも、すぐにアプリの使用状況のデータ収集を開始することができます。生活しながら稼ぐことが可能で、毎日が報酬となります。
・CryptoGPT SDK(ソフトウェア開発キット)
CryptoGPTの合成可能なコードブロックは、アプリの機能を妨げることなく、どんなアプリにも簡単に接続でき、アプリ開発者とそのユーザーにとってすぐに利益をもたらします。CryptoGPTが惹きつける初期ユーザー層は、AI企業や消費者アプリの開発者にとって魅力的なエコシステムを作り出します。(最低1,000万人のアクティブアダプターを目指す)
・CryptoGPT core(企業向けアプリ)
Churn Coreは、財団によって開発されたアプリケーションのセットです。これらは日常的に使用されるコンシューマー向けアプリで、Churnのユーザー導入を促進するために設計されています。Churnが惹きつける初期ユーザー層は、AI企業とコンシューマー向けアプリを持つ開発者の両方にとって魅力的なエコシステムとなります。(最低1,000万人のアクティブアダプターを目指す)
CyptoGPTのロードマップ
・2023年第1四半期
- AIデータカプセルNFT発売
- テストネットでCryptoGPTを統合した最初のアプリが登場
- App Launcherリリース、zkRollup L2が100万ユーザーを突破したことを受けてアプリの構築を約束
・2023年第2四半期
- CryptoGPT クローズドメインネット
- zkRollup L2上に構築されたアプリのユーザー数が500万人を突破
- CryptoGPT VPN AIデータキャプチャーの提携
・2023年第3四半期
- 「AI Data Marketplace」ベータ版リリース
- CryptoGPT zkRollup L2 メインネットベータ版テスト
- zkRollup Layer2 上に構築されたアプリのユーザー数1,000万突破
・2023年第4四半期
- CryptoGPT zkRollup L2 メインネットベータ版リリース
- Physical AI Data Capsule NFTリリース
- CryptoGPT zkRollup L2上に構築されたアプリのユーザー数2,000万突破
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)の基本情報
プロジェクト名称 | CryptoGPT(クリプトGPT) |
ブロックチェーン | CryptoGPT(イーサリアムのL2) |
トークン規格 | ERC20・BEP20 |
トークン名称 | GPT |
ティッカーシンボル | GPT |
総発行枚数 | 3,000,000,000 GPT |
開始日 | 2023年2月 |
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)の価格・チャート
GPTを取扱う暗号資産取引所
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)は日本国内の暗号資産取引所には上場していないため、GPTを売買したい場合には海外の暗号資産取引所などを利用する必要があります。
GPTの取引が可能な暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2023年5月時点)。
【日本国内の暗号資産取引所】
・未上場
【海外の暗号資産取引所】
・Bybit(バイビット)
・Bitget(ビットゲット)
・MEXC(エムイーエックスシー)
・CoinEx(コインエックス)
・Gate.io(ゲート)
・UniSwap(ユニスワップ)
・PancakeSwap(パンケーキスワップ)
など
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)対応のウォレット
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
・MetaMask(メタマスク)
クリプトGPT(CryptoGPT/GPT)関連リンク
・CryptoGPT公式サイト
・CryptoGPT公式Twitter
・CryptoGPT公式Telegram
・CryptoGPT公式Discord
・ライトペーパー
・エクスプローラー①(etherscan.io)
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