USDC発行サービス廃止についてXで説明
米ドル連動ステーブルコイン「USDC」を発行しているCircle(サークル)は2023年11月1日に、一般顧客向けのUSDC発行サービス廃止について説明を行いました。
同社は2023年11月1日に「一般顧客がUSDCを発行するためのアカウントのサポートを終了して即座にアカウントを閉鎖すること」を発表していましたが、その後は「即座に」という内容を訂正して、段階的にアカウントを閉鎖していくことが報告されていました。
これについては個人ユーザー向けに送信されたメールでも説明が行われていましたが、1日の午前7時には公式Xアカウントでも説明が行われています。
公式発表によると、サークル社は2021年9月に一般顧客向けアプリを廃止して個人向けサービスを段階的に終了しているとのことで、「アカウント所有者は11月30日までサークル経由でUSDCを償還できる」と説明されています。
また、USDCの購入・償還を希望する個人はその後も暗号資産取引所・仲介業者・ウォレットサービスを通じてサービスを利用することが可能で、企業・機関向けのミントアカウントは今後も利用できるとも説明されています。
当社は企業や機関顧客向けにUSDCの発行・償還サービスを提供します。これは新しいニュースではありません。
2021年9月に顧客向けアプリを廃止し、現在は従来の個人向けアカウントを廃止する作業に取り組んでいます。アカウント所有者は11月30日までの期間にかけてサークル経由でUSDCを引き換えることができます。
その後、USDCの購入・償還を希望する個人はリテール取引所・仲介業者・ウォレットサービスを通じて、世界中の何百ものサービスを利用できるようになります。
アカウントの閉鎖は企業や機関投資家のサークルミントアカウントには適用されません。
なお、サークル社は残高0の一般顧客向けに対するメールでも今回の件について通知を行っているとのことで、メールの中で『当社の記録上ではお客様には有効な残高がないことが示されているため、これ以上の対応は必要ありません』との説明がなされていることも報告されています。