「フォーム8-A」の提出報告続く
現物ビットコインETFの申請で注目を集めている「Fidelity、Grayscale、VanEck、Valkyrie、ARK 21Shares」の5社が、米国証券取引委員会(SEC)に「フォーム8-A」と呼ばれる種類の申請書類を提出したことが明らかになりました。
「Fidelity」は2024年1月3日にこの申請書類を提出していましたが、2024年1月4日には「Grayscale、VanEck、Valkyrie、ARK 21Shares」などもフォーム8-Aの申請書類を提出しています。
「フォーム8-A」の書類提出は、米SECにETFを登録するために必要となる重要な手続きの一部であるとのことで、証券取引所に上場する前に有価証券の登録を求める企業に対してSECが要求する書類の1つとされています。
このフォームでは「提供される証券の種類・発行の詳細・配布日・条件説明」などの記載が必要で、「証券を登録する事業体の正確な名前・設立管轄区・その他の重要な詳細」などといった発行者に関する情報も必要であるとされています。
現物ビットコインETFの上場で必要となる提出書類には「19b-4、S-1、8-A」などの種類があり、実際にETFが上場するためには「19b-4」や「S-1」の承認なども必要になると報告されています。
米SECは各社の現物ビットコインETFに関する申請を完全に承認していないため、今後も米SECの発表を待つ必要がありますが、今回提出されたフォーム8-Aに関しては「通常、フォーム8-AはETFが承認されるときに提出される」とも報じられているため、各種ETFの承認にはさらに期待が高まっています。
なお、現物ビットコインETFの承認時期については、一部の専門家から「米SECはARK Investと21Sharesのビットコイン現物ETFの最終期限となる2024年1月10日を迎える前に、複数の現物ETFを承認する可能性がある」との予想も語られています。
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(各社申請書類:Fidelity、Grayscale、VanEck、Valkyrie、ARK 21Shares)