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カルダノ(ADA)の開発環境が大きく変わる?大規模アップグレード「Plutus V3」とは

DAppsの相互運用性を実現する大規模アップグレード

カルダノ(Cardano/ADA)の創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は2024年2月13日に、カルダノの分散型アプリケーション(DApps)とブロックチェーンの相互運用性を強化する大規模アップデートが迫っていることを報告しました。

今回の投稿は、現在カルダノのガバナンス機能テストネット「SanchoNet」でテストが可能となっている「Plutus V3」に関するもので、『Plutus V3は、Changハードフォークを伴う大規模なアップグレードであり、Cardano DAppsとブロックチェーンの相互運用性を実現する』と説明されています。

Plutus V3は、Changハードフォークを伴う大規模なアップグレードであり、Cardano DAppsとブロックチェーンの相互運用性を実現します。

スマートコントラクト機能・相互運用性・開発環境を強化

Plutus(プルータス)とは、カルダノでスマートコントラクトを記述するためのプログラミング言語のことを指します。

Plutus V3は、カルダノのスマートコントラクト機能・相互運用性・開発環境を強化するための大規模アップグレードであると報告されており、このアップグレードでは開発者により多くのツールが提供されるため、スマートコントラクトを作成する際の可能性が広がると説明されています。

これによって、開発者は充実した開発者向けツールキットを使用しながら、より効率的にスマートコントラクトを作成・展開できるようになるとのことで、「このアップグレードはコストを削減するだけなく、新しい開発者を取り込むのにも役立つ」とも説明されています。

Input Outputの公式発表によると、Plutus V3で新しく追加された「Sums of Products(SOP)」と呼ばれる機能によって、様々なタイプのデータを直接表現できるようになり、スクリプトがより小さく、より手頃な価格になり、結果としてプログラムの実行速度が30%向上するとのことです。

また、Plutus V3では、ユーザーが分散型ガバナンスメカニズムに関するカルダノ改善提案「CIP-1694」のガバナンス関連エンティティを表示できるように更新されたスクリプトコンテキストが提供されるとも説明されています。

Input Outputは『Plutus V3は、カルダノの開発者コミュニティにより優れた効率・オプション・使いやすさを提供し、この全てが開発者への普及を促がすための鍵になる』と語っています。

この改善によって、開発者はイーサリアムからスムーズにスマートコントラクトを移行できるようになり、サイドチェーンブリッジの作成が可能になるため、最終的にはCardanoエコシステムの拡大につながると期待されています。

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