「2024年版のビットコイン教育資料」を公開
ビットコイン(BTC)に関する教育に焦点を当てたエルサルバドルの非営利団体「Mi Primer Bitcoin(My First Bitcoin)」が、ビットコイン教育資料の2024年版を公開したことが明らかになりました。
Mi Primer Bitcoin(初めてのビットコイン)は、オープンソースのビットコイン教育プログラムを展開するエルサルバドルの非営利組織であり、2023年9月には公立学校の教師にビットコインについて教えることを目的として、エルサルバドル教育省ともパートナーシップを締結しています。
エルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用した2021年にビットコイン教育を開始した「Mi Primer Bitcoin」は、世界中の開発者がコードやファイルを共有できるサービスである「GitHub」を通じて教育資料を無料公開していますが、今回は「2024年版のビットコイン教育資料」が一般公開されています。
BTC開発者の養成プログラムも
お金・法定通貨・ビットコインについて詳しく説明
Mi Primer Bitcoinが公開した教育資料は「Mi Primer BitcoinのGitHubページ」で見ることが可能で、以下の合計10章にわたってビットコインに関する詳しい説明がなされています。
- 第1章:なぜお金が必要なのか?
- 第2章:お金とは何か?
- 第3章:お金の歴史
- 第4章:法定通貨とは何か?それを管理するのは誰か?
- 第5章:問題の解決策
- 第6章:ビットコインの概要
- 第7章:ビットコインの使用方法
- 第8章:Lightning Network|日常生活におけるビットコインの使用
- 第9章:ビットコインの技術的紹介
- 第10章:なぜビットコインを選ぶのか?
なお、これらの章はあくまでも大枠であり、各章の中では複数の項目に分けてより詳しい説明がなされています。
BINANCE創設者も教育プロジェクトを発表
日本語・英語などの翻訳版を読める仕組みも
Mi Primer Bitcoinは、世界中の人々がビットコイン教育資料にアクセスできるよう「翻訳リポジトリ」も用意しているため、日本語や英語を含めた世界各国の言語でも資料を閲覧できる仕組みが構築されています。
日本語版の教育資料は「ビットコインはじめの一歩」というファイル名で公開されていますが、記事執筆時点では日本語バージョンの資料は公開されていないため、今後の更新やアップデートなどにも注目です(※GitHubアカウント保有者はファイルの作成・編集が可能)。
ビットコイン(BTC)は価格上昇などが注目を集める一方で、その本質的な魅力や可能性などは一般的には広く理解されていないため、エルサルバドルで進められているようなビットコイン教育が世界中に拡大すれば、仮想通貨の魅力がより多くの人々に伝わり、世界中でのお金のやり取りがより便利になり、新しい魅力的なサービスの開発などにもつながると期待されます。
こちらの記事もあわせてどうぞ