仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

米議会選、仮想通貨支持派が261人当選|議会もクリプトに友好的か

最も仮想通貨に友好的な議会

Stand With Cryptoが、米国の選挙に伴って公開しているデータによると、仮想通貨に友好的な議員が260人以上当選していることが分かりました。

Stand With Cryptoは、仮想通貨を擁護するためにCoinbaseによって設立された米国の団体で、Paradigm・thirdweb・Krakenなど著名な仮想通貨関連企業がパートナーとなっています。

Stand With Cryptoは、米国の各政治家が仮想通貨に友好的か反対的かを過去の発言などから評価するデータを提供しています。

Stand With Cryptoが、2024年の米国選挙に合わせて公開しているデータによると、米国の下院において仮想通貨に友好的な議員が261人当選しました。反対的な議員の当選は、116人に留まっています。上院でも仮想通貨に友好的な議員の当選が上回っている状態です。

(画像:Stand With Crypto)

オハイオ州では仮想通貨に反対的な姿勢で知られ、過去にはSEC(米国証券取引委員会)を称賛していたシェロッド・ブラウン氏が、仮想通貨に友好的なバーニー・モレノ氏に敗れる事例も見られています。

仮想通貨に友好的な姿勢である共和党が票を伸ばしたことが大きな要因となっていると見られており、大統領選では共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が当選しています。

Stand With Cryptoに対する活動・寄付を行うCoinbaseのCEOであるブライアン・アームストロング氏は、今回の選挙結果について『これまでで最も仮想通貨に友好的な米国議会』と述べています。

これまでで最も仮想通貨に友好的な米国議会の新メンバーを歓迎します。219人以上の仮想通貨に親和的な候補者が上下両院に選出されました。

仮想通貨を持つ有権者は党派を超えて、国中の重要なレースで決定的な発言をしました。アメリカ人は、仮想通貨に強い関心を持ち、デジタル資産のための明確なルールを望んでいます。

今日、仮想通貨とともに立ち上がった皆さんに感謝します。私たちはやり遂げました。

強固な反対派も当選

仮想通貨に反対的な議員が当選している事例も見られます。代表的な反対派の1人で、現職のエリザベス・ウォーレン氏が、仮想通貨に友好的なジョン・ディートン氏を破って当選しました。

エリザベス・ウォーレン氏は、過去に反仮想通貨軍(Anti-crypto army)を結成すると発言したことで知られる人物です。

米国各メディアでは、仮想通貨に友好的な共和党が上院・下院ともに過半数を握る可能性について報じられていますが、下院についてはまだ確定しておらず、仮想通貨業界からも注目が集まっています。


>>最新の仮想通貨ニュースはこちら


Souce:Stand With Cryptoデータ

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用