ShibariumのTVL、一時的に1,000万ドル超え
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のイーサリアムL2である「Shibarium」に預けられた資産(TVL)が9月末頃から急増し、過去最高値を更新し続けていることが明らかになりました。
TVL(Total Value Locked)とは、プロトコルに預けられた暗号資産の合計価値を指す指標であり、そのプロジェクトの価値や関心・信頼性を評価する目安の1つとしても使用されています。
Shibarium(シバリウム)は、1円未満の非常に安い手数料で瞬時に取引を完了できることなどを特徴としたブロックチェーンであり、2023年8月のメインネット公開以降はShibarium基盤のサービスやトークンが続々と登場してきています。
分散型金融(DeFi)関連の様々なデータを配信している「DefiLlama」のデータによると、9月末時点におけるShibariumのTVLは120万ドル(約1.8億円)ほどだったものの、その後はTVLが急増して記事執筆時点のTVLは999万ドル(約15億円)に達していると報告されています。
また、別の報告ではShibariumのTVLが1,000万ドル(約15億円)を突破したことも報告されているため、2〜3ヶ月ほどでShibariumのTVLが10倍近くまで増加していることがわかります。
Shibariumが新たなATH(過去最高値)を記録
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$BONE
BONEなどのShibarium関連銘柄も価格上昇
Shibariumへの資金流入は、Shibarium関連の仮想通貨価格にもプラスの影響を与えているようで、Bone ShibaSwap(BONE)などのShibarium関連銘柄では過去7日間で20%以上の価格上昇率が記録されています。
日本国内の暗号資産取引所にも上場している「SHIB」は過去1ヶ月間で70%以上上昇して注目を集めていましたが、現在はBONE・LEASHなどのSHIB関連銘柄に加えて、DAMN・WOOF・FEEDなどのShibarium関連銘柄でも20%超えの価格上昇率が記録されているため、現在はSHIBエコシステム全体の成長に期待が高まっています。
Shibarium関連のトークンやミームコインはまだ誕生したばかりであるため、その多くはCoinMarketCapのような大手サイトには掲載されていませんが、「DEXTools」のようなサイトを利用すれば、リアルタイム価格・チャート・取引量などの各種情報を確認することができます。
Shibariumの開発・改善や技術活用が現在も積極的に進められていることを考えると、今後はSHIBに流入していた資産がShibariumに流れる可能性もあると予想されるため、コミュニティではShibariumエコシステムのさらなる成長にも期待が高まっています。
また、Shibariumではガス代として支払われたBONEの一部を「SHIBのバーン(焼却処分)」に充てる仕組みも実装されているため、Shibariumでの取引増加はSHIBの成長にもつながると期待されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=150.63円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用