2018年9月9日〜15日にかけて紹介した仮想通貨関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
ジェミニドル(Gemini dollar/GUSD)発表|ウィンクルボス兄弟
Winklevoss(ウィンクルボス)兄弟が運営する仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)は、米ドル(USD)に価値が保証されている安定仮想通貨「ジェミニドル(Gemini dollar/GUSD)」を発行することを発表しました。
この仮想通貨は、テザー(Tether/USDT)のように価格が米ドルと連動するようになっており、規制当局からの正式な許可も受けています。ウィンクルボス兄弟はこの新しい仮想通貨について、テザーにはない魅力を備えた新しい通貨になることを目指していると説明しています。
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Yahoo Financeメンバーが語るビットコイン価格予想
Yahoo Finance(ヤフー・ファイナンス)での仕事を通じて長い間「Wall Street(ウォール・ストリート)」の最前線を追い続けてきた3人の重鎮メンバーたちは『ビットコインの価格が220万円に戻ることは無い』と述べています。
3名それぞれが独自の意見を語った中には、有名な映画「Wolf of Wall Street(ウルフ・オブ・ウォールストリート)」のモデルでもあるJordan Belfort(ジョーダン・ベルフォート)氏が語った仮想通貨に対するコメントなどの話題も取り上げられています。
その一方で「Yahoo」とのインタビューに応じた金融界のエキスパートMohamed A El-Erian(モハメド・A・エラリアン)氏は『仮想通貨やブロックチェーンの技術は今後数か月〜半年の間で「公共及び民間」の分野で幅広く認められ、重要な役割を果たす』との考えを語っています。
Yahooメンバーやエラリアン氏が語った内容はこちら
ヴィタリック・ブテリン VS ジョセフ・ルービン
イーサリアム(Ethereum/ETH)の共同設立者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏とJoseph Lubin(ジョセフ・ルービン)氏との間で意見が分かれたことが注目を集めました。
ブテリン氏は「Bloombarg」とのインタビューの中で『今後の仮想通貨市場では価値が1,000倍も成長するような機会はこない』と考えていることを明かしました。この発言は大きな注目を集めることとなり、投資家の間でも将来を不安視する声なども見られていました。
しかしルービン氏はその後、ブテリン氏のこの意見には賛成できないして『仮想通貨市場の成長は始まったばかりだ』と反論しました。ルービン氏はブテリン氏の才能を”素晴らしい”と評価しながらもこの件については逆の立場をとっており『将来的には全ての資産が”暗号資産”に置き換わる』と述べています。
ブテリン氏とルービン氏が語った内容はこちら
トランプ大統領 VS ビットコイン否定派ダイモンCEO
アメリカ合衆国大統領Donald Trump(ドナルド・トランプ)氏は、ビットコイン否定派として知られるJPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)のCEO ジェイミー・ダイモン(Jamie Dimon)氏からの挑発を受けた際に、『ジェイミー・ダイモン氏の問題点は知性に欠けるところだ』と指摘しました。
トランプ大統領が指摘する「知性の欠如」が何を指すものなのかについては、はっきりとはしないものの、ダイモン氏はこれまでに、本人も後々『愚かだった』と後悔するほどの”仮想通貨やビットコインを否定するコメント”を数多く語っています。
トランプ大統領とダイモン氏のやりとりはこちら
ティム・ドレイパー氏が語る仮想通貨の今後
ビットコイン(BTC)のラップソングもリリースしている注目の投資家Tim Draper(ティム・ドレイパー)氏は『仮想通貨の時価総額が2033年には8,800兆円になる』と述べています。
純資産が1,100億円を超えるほどの億万長者でありながら、毎回自身の考えをわかりやすく、詳しく解説するドレイパー氏は、今週もブロックチェーン技術の素晴らしさや、仮想通貨の時価総額が劇的に上昇する理由などを詳しく説明しています。