ビットコインは詐欺なのか?「法定通貨は価値の裏付けがある」の真っ赤なウソ

by BITTIMES   

「法定通貨は価値の裏付けがあるが、ビットコインは価値を担保するものがないので、詐欺的である。」
これは「ビットコインに価値があるのか?」という議論で、良く引き合いに出される言葉です。
経済アナリストの人々、特に現在の法定通貨に肯定的で、ビットコインに否定的な方は、この言葉を使ってビットコインを否定してきます。
しかし、本当にビットコインには価値がないのでしょうか?
今回は「通貨の価値はどこから生まれるのか?」という最大の疑問を解消しながら、多くの方が悩んでいる「本当にビットコインには価値があるのか?」を詳しく解説していくレポートにしたいと思います。

法定通貨に価値はあるのか?

法廷通貨の価値を知るために通貨の歴史を振り返って生きたいと思います。
通貨の歴史には、大きく分けて 4つの段階があります。
「貝」→「金属」→「紙幣」→「仮想通貨(ビットコイン)」という段階です。(かなり大雑把に解説しています。)
それぞれの形の通貨が誕生した時には、当然「それだけの理由」があり、必要に迫られて人類は新しい「通貨」を生み出してきました。
歴史を振り返りながらビットコイン誕生までをお話して生きたいと思います。

通貨の歴史について

まず、「貝」などの自然にあるものを通貨にする前、人々は「物々交換」を行なっていました。
しかし、物々交換の場合、例えば漁師と農家が、魚と米を交換しようとすると、2つの大きな問題が出てきました。
それが、「交換のタイミング」と「価値の基準」です。
物々交換の場合、お互いが「それが欲しい!」と思った瞬間でしか取引ができず、取引が成立しなかったり、長期保存ができません。
また「この前は、魚 1匹と米 1kgを交換したけど、今回は魚 1匹と米 2kgを交換して。」というような曖昧さから、「価値がぶれる」という場面も出てきます。
こうした問題を解決するために「貝を基準にして、貝を使ってやりとりしましょう。」というルールを決めました。
これが「貝の通貨」が誕生した瞬間です。
確かに貝なら腐らずに、みんなが明確に「これはいくら」という基準を作れるため、非常に便利に思えました。
しかし、ここで問題が出てきます。それが「貝は自然でいくらでも取れる」という問題です。
これにより、「貝」を使った通貨は価値の安定化が難しくなりました。
なので、次に誕生したのが、金や銀などを使った「金属通貨」です。

金属通貨の誕生で一気に便利になった

金や銀などの貴金属で通貨を作れば「通貨自体に価値があります。」
「金何グラムで作ったコインなので、コイン自体に何百円の価値がある。」という状況です。
後々、銀や銅などのコインも作られるようになり、ある程度の稀少性があり、コインそのものに価値があるので金属は通貨にうってつけの素材でした。
しかし、コインの鋳造は権力者が私的にコントロールできるため、金や銀の比率がバラバラになりがちでした。
そうなると通貨に対する「不安」が広がるようになります。
そこで、通貨に刻印を打つことで「価値の保証」するようになりました。
その後、金と経済を連動させる「金本位制」が誕生しました。

紙幣と金の関係性

金と経済が連動するようになると、より使いやすい「紙幣」が誕生しました。
この時の紙幣には、重要なルールが存在します。
それが「金の価値と同じ価値分の紙幣を刷る」というものです。
これは「 1億円分の金が新たに採掘される」と「 1億円分の紙幣を刷って良い」というルールです。
しかし、経済が発展し、人々がより良い生活を求めるようになると、金本位制の「金と同じ量」というルールがネックになってきます。
そこで現在の「管理通貨制度」が誕生します。

国の信用が全て「管理通貨制度」

管理通貨制度は、国の政府が通貨発行量をコントロールします。
例えば、「円」の場合、日本政府が発行量を決定し、円の価値は国の経済状況や政治状況によってきまります。
私たちが「 1万円」と思っている通貨の原価はわずか 30円ほどだと言われています。
「 30円で作ったものだけど、みんなで 1万円の価値があるものと信じましょう。」
というのが、管理通貨制度の面白い部分です。
いわば「国の信用」が通貨の価値を決めています。
お金を使って「何かを購入することができる。」のはその通貨が「これだけの価値がありますよ。」というみんなの共通の認識があるからです。

ビットコインの価値はどこから来るのか?

「これだけの価値がありますよ」というルールが成り立つようになると、「通帳の数字」やデジタルマネーなどの「ネット上にある数字」も価値を持つようになります。
そしてついに、完全なデータの通貨「ビットコイン」が誕生します。
ビットコインは、ブロックチェーン上のデータのみで存在し、「円」のように一つの国の信用で価値が決まるのではなく、「ビットコインに関わる全て人」が価値を決定します。
全世界で使用できる通貨なので、世界中の人々の信用を元に成り立っています。
また、ビットコインは「生み出すのに大きなコストがかかる」という特徴を持っています。
「大きなコストがかかる」と言うとネガティブに感じるかもしれませんが、通貨の場合とても重要です。
ビットコインはマイニングで生み出すために「電気代」と「機材代」が非常にかかる通貨です。
なので、生み出すために「経済活動」が必要で、そのコストが最低限の「価値」を担保します。
現在、1BTCを生み出すためには、数万円のコストがかかると言われています。
「 1万円を刷るコストが 30円」と比べると、ビットコインの方が法定通貨よりは価値の担保ができていると考えられます。
法定通貨は日本が価値を生み出せば、それに比例してお金を刷れば良いですが、管理通貨制度を採用している以上、それ以上にお金を刷ることで価値が下がる可能性もあります。
ビットコインの場合は、常に一定の量が生み出されるので通貨の過剰供給、つまり「インフレ」などの問題も起こる可能性がありません。
その意味でも、ビットコインは法定通貨よりは通貨として完成度の高いものだと考えられます。
あとは通貨の基本である「信用力」をどこまで高めていけるのかが、ビットコインが通貨として広がっていけるかのキモになっていくでしょう。
関連記事
→「ビットコインとは何か?わかりやすく簡単に説明
→「ビットコインマイニングを仕組みをはじめから丁寧に

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