ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格が『今週15,000ドル(160万円)を超える』と発言して先日話題となったばかりの経済ジャーナリストMax Keiser(マックス・カイザー)氏は、2019年8月6日のツイートで『アルトコインとハードフォークの時代は終わった』と語り、アルトコインとして保有している資産をビットコインに変換すること推奨しました。
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アルトコイン・ハードフォークの時代は終わり
ビットコイン強気派として知られる経済ジャーナリストのMax Keiser(マックス・カイザー)氏は先日6日に、ビットコインのドミナンス(*1)は80%に向かっていると語り、「アルトコインやハードフォークの時代は終わった」とツイートしました。
(*1)ドミナンス:その通貨が市場全体でどれだけのシェアを有しているかを表す指標
ビットコインのドミナンスは68.2%で80%に向かっています。アルトコインは死ぬことになるでしょう。
2014年から2017年にかけて続いたアルトコインとハードフォークの時代は終わりました。アルトコインからビットコインに移行する流れに乗り遅れないでください。
仮想通貨データサイト「CoinMarketCap」によると、仮想通貨市場全体の時価総額は記事執筆時点で「約32兆2,563億円」となっており、ビットコインの時価総額は「約22兆205億円」となっているため、ビットコインのドミナンスは同氏の言う通り「約68.2%」となっています。
仮想通貨市場全体の時価総額が今と変わらなかったと仮定すると、ビットコインのドミナンスが80%に達した場合の時価総額は「約25兆円」と言うことになり、この金額を現在のビットコイン流通量である「17,862,637BTC」で割ると、1BTCの価格は「約140万円」ということになります。
ビットコイン価格は先月末頃から大きく回復したものの、その他のアルトコインではそれほど大きな上昇は見られておらず、半減期を迎えたばかりのライトコイン(LTC)も半減期前と変わらない価格で推移を続けています。
過激予想は以前から「XRPも不要になる」と発言
マックス・カイザー氏は以前から同様の警告を発しており、今年6月にはFacebook(フェイスブック)が仮想通貨「Libra(リブラ)」を発表したことを受けて『XRPを含む何百種類ものアルトコインは不要になる』と発言しています。
同氏は、ビットコインのことを金(ゴールド)のような”価値の保存手段”としての機能を持つ優れた資産であるとして高く評価していますが、決済や国際送金などといったその他の機能を持つ仮想通貨は「Libra」のような仮想通貨が発行されることによって不要になると考えており、仮想通貨決済を扱う企業も一掃される可能性が高いと指摘しています。
普段から過激な発言が目立っているカイザー氏の予想には反対意見も多く寄せられていますが、同氏が今週日曜日に『ビットコイン価格は今週15,000ドル(約160万円)を超える』と発言した後には、実際に大幅な価格上昇が見られたため、カイザー氏の発言には現在も注目が集まっています。
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