土地登記にブロックチェーン技術活用へ｜アブダビ政府機関がインドIT企業と提携

アラブ首長国連邦（UAE）の首都であるアブダビは、インドのIT企業である「Tech Mahindra」と提携を結び、土地の登記を「SmartHub」と呼ばれるブロックチェーンプラットフォームで行う予定だと伝えられています。

こちらから読む：リヒテンシュタインで新たな法律が可決「ブロックチェーン」関連ニュース

土地・不動産取引の処理時間を短縮

アラブ首長国連邦（UAE）の首都アブダビの開発戦略を担当する政府機関「都市計画局」は、インドのIT企業である「Tech Mahindra」と提携しました。両社は「SmartHub」と呼ばれるブロックチェーンプラットフォームを用いて土地の登記を行う予定です。

このプラットフォームは、自治体によって発行された全ての財産関連文書をブロックチェーンに保存するため、土地の記録を追跡し、不動産取引を処理する際にかかる時間を短縮するのに役立つとされています。

アブダビのCIOであるAhmad Abdolsamad AlHammadi氏は「ブロックチェーンやSmartHubといった次世代技術は顧客の幸福、生活の質、サービスのアクセシビリティを向上させるのに役立つ」と説明しています。

UAEは2021年までに政府取引の50％をブロックチェーンで処理すること"を目的とした「UAEブロックチェーン戦略2021」と呼ばれるプロジェクトに取り組んでおり、これまでにも様々な分野に関連するブロックチェーンプロジェクトが発表されています。国をあげてブロックチェーン技術活用に取り組んでいるUAEには今後も注目です。

UAEに関する記事はこちら

ヘルスケア分野に「ブロックチェーン情報共有システム」を導入：UAE保健・予防省

環境問題へのブロックチェーン活用に向け「若者のスキル」を育成：ドバイ電気・水道局

最速3ヵ月で技術を習得できる「ブロックチェーン大学校」はこちら