
環境問題へのブロックチェーン活用に向け「若者のスキル」を育成:ドバイ電気・水道局
ブロックチェーン技術の活用に積極的取り組んでいるドバイは、二酸化炭素(CO2)排出量の削減などといった環境問題解決のための取り組みにもブロックチェーン技術を活用していくことを計画しています。ドバイ電気・水道局(DEWA)は2019年7月4日、このような分野で最先端技術を活用するスキルを身につけるための「Carbon Ambassadors Program(カーボンアンバサダープログラム)」というトレーニングプログラムを組織したことを発表しました。
こちらから読む:ドバイ政府が積極的に活用している「ブロックチェーン技術」とは
ブロックチェーンで「気候変動」などの問題に対処
ドバイ電気・水道局(DEWA)は、環境問題解決のために進められているプロジェクトでブロックチェーン技術を活用していくためのスキルを身につけることを目的とした「Carbon Ambassadors Program(カーボンアンバサダープログラム)」と呼ばれるトレーニングに取り組んでいると伝えられています。
報告によると、このプログラムは、
・ドバイ電気・水道局(DEWA)
・国連開発計画(UNDP)
・ドバイカーボンセンターオブエクセレンス
の共同で立ち上げられたものであり、同国の若者たちが「気候変動・再生可能エネルギー・天然資源の保全・国内外の問題解決」などに参加するきっかけを作ることを目的としていると報じられています。
アラブ首長国連邦(UAE)は、二酸化炭素排出量(CO2)の排出量を削減するための取り組みを行っていますが、今回のプログラムはUAEの若者が「CO2排出量削減のための取り組み」を支援するために必要となるスキルを身につけることができるものだとされています。
カーボンアンバサダープログラムは、UAEに住む若者に力を与えることによって、二酸化炭素排出量を削減するための政府の戦略を積極的に支援・実行する能力を開発し、この目的を達成するための適切なメカニズムを開発することを目指しています。
カーボンアンバサダーは、野心的な国家戦略と計画を実行し、それらの取り組みを長期的に続けていくための革新的な取り組みに貢献している次世代の専門家およびリーダーです。
将来を見据えた「ドバイ・UAE」のブロックチェーン戦略
DEWAチームはこの他にも、「Carbon Ambassadors Program」は若者が新しい技術の恩恵を受けれるようにするための大規模な計画の一部であるとも説明しています。
具体的な取り組みとしては、「DEWA職業・学術開発キャンパス」で開催された研修に参加した人々に「ブロックチェーン技術の基本的な内容」や「それらの技術を環境保全プログラムに活用する方法」などを教えたとされており、これまでに180人の若い学生と従業員がカーボンアンバサダープログラムを卒業したと報告されています。
ドバイやUAEはブロックチェーン技術の活用に積極的に取り組んでいる代表的な国の一つであり、2021年までには政府間取引の50%を、最終的には政府取引の100%をブロックチェーン技術を用いて処理していく計画を明らかにしています。
これらの取り組みには「NEM財団」や「PundiX」などといった仮想通貨に関連している団体も関わっているため、仮想通貨コミュニティの間でも注目されています。
ドバイやUAEに関するこれまでの記事はこちら

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