仮想通貨も送金できるワールドコインの「World Chat」日本でも利用可能に

ワールドチャットが日本でも利用可能に

ワールドコイン（WLD）を展開しているWorld（旧：Worldcoin）が2025年3月6日にリリースしたミニアプリであるWorld Chat（ワールドチャット）が日本でも利用できるようになったことが明らかになりました。

World Chat（ワールドチャット）は、Worldが提供しているスマホアプリ「World App」でミニアプリとして提供されている仮想通貨送金機能付きのチャット機能であり、現在はベータ版としてサービスが提供されています。

このチャット機能は「連絡先タブ、World IDプロトコル、World Appウォレット」を組み合わせることによってこれまでにない利便性を実現しており、World IDの認証マークで"人間であること"を確認したり、ウォレット内の仮想通貨を送受信できる機能が搭載されています。

World IDは虹彩認証装置で認証を完了した人のみに付与されるデジタルIDであり、Worldチャットでは「認証済みのWorld IDユーザーは青いチャットバブルで表示され、右上には人間であることを証明する認証マーク"World IDジェム"を表示。未認証のユーザーは灰色のチャットバブルで表示され、World IDジェムは表示されない」という仕組みが採用されています。

ワールドチャットは3月6日の発表時点では日本で利用することができませんでしたが、現在は日本でもWorld Appを通じて「World Chat」のミニアプリを取得することが可能となっています（※筆者自身が日本で取得できることを確認済み）。

仮想通貨や画像ファイルの送受信も可能

World Chatでは、ユーザー名やウォレットアドレスを使って他の人とチャットを行うことができ、ウォレットを使って仮想通貨を送受金したり、画像ファイルを送信したりすることも可能となっています。

また、会話内容は暗号化技術で保護されているためプライバシーを侵害される心配もなく、仮想通貨の送受信では「自分から送金する方法」に加えて「送金リクエストを送る方法」も提供、わずか数秒で世界中に仮想通貨を無料送金できるとも説明されています。

記事執筆時点で送受金できる仮想通貨はUSDCのみとなっているものの、将来的には送金できる仮想通貨の種類が増える可能性もあるため、今後の機能拡充などにも注目です。

なお、ワールドチャットでは「個人チャット」と「グループチャット」の両方を行うことが可能で、チャット画面に表示されるチャット相手のアイコンをタップすれば、過去に共有された写真やビデオを確認したり、過去の取引履歴を確認したりすることもできるようになっています。

World Appではこの数ヶ月間で続々とミニアプリがリリースされており、2025年1月〜5月にかけてはミニアプリ開発を支援する初のインキュベータープログラムである「World Build」も実施されているため、今後はさらに多くのミニアプリがリリースされていくと期待されます。

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Source：World公式発表
執筆・翻訳：BITTIMES 編集部
サムネイル：World Appのスクリーンショット画像を使用